脇汗を止める方法

暑い季節だけでなく、暖房の効いた冬の部屋でも気になってしまう脇汗。特に薄着になると汗のシミや臭いが気になって、腕が上げられなくなったり、着る服も限られてしまい、おしゃれが思うように楽しめないなど、ストレスを感じてしまいます。できれば脇汗を止めたい、せめて通勤の間だけでも何とかしたい、と考えているあなたに、脇汗を止める方法について詳しくご紹介します。

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脇汗とワキガはどう違う?

汗を大量にかくと、脱いだ服が臭くなってびっくりした、という経験はありませんか。ただ人間は臭いにすぐ慣れてしまうので、自分ではなかなか臭いに気づきにくいということがあります。

ワキガは医学的な名称を「腋臭症」といいますが、病気ではなく体質のことをいいます。そしてワキガには明確な基準がなく、どのような臭いや汗の量でワキガである、といった定義もありません。人間の体にある汗が出る汗腺のうち、アポクリン汗腺と呼ばれる腺から出る汗が分解されることで悪臭が起きるのがワキガなのです。

大量の汗が出ること自体は、ワキガではありませんが、無臭である汗も、出たまま放置していると、悪臭につながります。脇汗を多くかいているのか、またワキガのために汗が臭うのかは、実際に病院で診察してもらわなければ分かりません。

ただ大量の汗をかくことで、アポクリン汗腺から出た汗が無臭のエクリン汗腺の汗と一緒に蒸発して、臭いがひどくなることは十分にあり得ます。そのため、脇の汗を大量にかく人はワキガを広げないためにも汗を抑えることが必要となるのです。

脇汗を止める方法

脇汗が多くなる理由

汗をかくのは、人間の体に備わった体温調節の働きによるものです。全身に汗を出す汗腺が存在し、そこから汗が出る仕組みですが、特に脇に大量の汗をかいてしまうのは、一体何が原因なのでしょうか。その原因や理由について詳しくご紹介します。

精神的な理由によるもの

汗をかく仕組みは、自律神経が司っています。そのため、極度の緊張や不安、また強いストレスによって、交感神経が刺激されてしまうことで、大量の汗が出るのです。

緊張して手のひらがびっしょりと濡れてしまった、脇から汗が出たという経験はありませんか。これも交感神経が刺激されたことによる発汗です。ただし普通に暑くてかく汗とは違い、精神的な理由でかく汗は、場所が限定され、脇や手のひらの他、足や顔、頭などにかきます。また水分だけでなくタンパク質や脂質も一緒に流れてしまうため、臭いが強くなる傾向にあり、時間の経過と共にべたつきやすく、白くなったりします。

運動不足によるもの

体にある汗腺は、運動不足になると汗を出す機会が減ってしまい、その働きが鈍くなってしまいます。そのため急に汗をかくと、汗を出す汗腺が少ないため、心臓の近くにある脇の汗腺から大量の汗が出てしまいます。

生活している環境によるもの

エアコンが効いた部屋でいつも過ごしていると、汗をかくことがないため、運動不足の状態と同じように汗腺の働きが鈍くなり、休止状態に入ってしまいます。そのため、急に汗をかくと少ない汗腺で汗を出そうとするため、脇に大量の汗をかいてしまいます。

食事の傾向によるもの

食べ物によっては、発汗を促すものがあります。特に欧米の食事は肉が中心となるため、注意が必要です。

動物性脂肪分の多いもの

肉や乳製品などは動物性脂肪分が多く、体温を上げるため汗をかきやすくなります。また汗の臭いもアンモニアの強いものになる傾向があります。

刺激のあるもの

香辛料が多く使われている料理や、砂糖が多く使われている甘いものなどは、交感神経を刺激するため、副交感神経とのバランスが崩れ、汗をかきやすくなります。香辛料も種類によっては臭いの強いものがあり、体臭や汗の臭いの原因になります。

カフェインが含まれるもの

コーヒーや緑茶、チョコレートにはカフェインが含まれており、大量に摂取すると中枢神経が興奮状態となって汗腺が刺激され、大量の汗につながります。

ホルモンバランスの崩れによるもの

更年期になるとホルモンバランスが崩れ、自律神経が乱れることで脇に汗をかくことが増えます。加齢だけでなく、睡眠不足やストレスによっても自律神経が乱れ、ホルモンバランスの崩れにつながると、更年期でなくても同じように大量の脇汗につながります。

大量の脇汗を防ぐためには、まずこれらの原因を改善することが必要となります。

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脇汗を止める方法

汗は体温調節のために必要ですが、大量の汗をかくのは困りものです。そこで脇汗を止めるための方法について、詳しくご紹介します。

制汗剤を使用する

臭いの防止にも役立つ市販の制汗剤を使う方法です。スプレーやクリーム、ロールオン、スティックタイプなどがありますが、手軽なスプレータイプは長時間の汗止めには向いていませんが、クリームは塗り直しがあまり必要ない、ロールオンやスティックタイプは手を汚さずに使えるというメリットがあります。

汗取りパッドを使う

制汗剤と合わせて使いたいのが、使い捨ての汗取りパッドです。衣類に貼り付けたり、直接脇に貼って使用しますが、服の色によっては透けて見えてしまったり、肌の弱い人は、かゆみやかぶれが起きることもあります。

デオドラントのインナーを着る

汗をかいてもすぐに乾く速乾性のインナーや、汗の臭いを分解するデオドラントのインナーを利用する方法もあります。脇の汗取りパッドがついているタイプは、取り外しのできるパッドを購入する必要はありませんが、汗を大量にかいたときには着替える必要があります。

脇汗を止める方法

脇汗を止める商品

脇汗を大量にかいてしまう場合は、市販の制汗剤やパッドを使うだけでなく、脇汗に特化した商品を使う方法もあります。市販品の場合は、汗の量が一般的な人を対象としているので、脇汗対策の商品を使う方が効果が高くなります。

制汗クリーム「クリアネオ」
楽天ランキングで1位を獲得したこともある、人気の制汗クリームです。「永久」返金保証に対応をしているので、もし使ってみて全然変化がないという場合は、返金してもらうことができます。

汗専用サプリ「アセッパー」
さらに食生活の改善を考えている人には、サプリメントもおすすめです。アセッパーは汗を抑えるだけでなく、その臭いの原因も内側から解消します。顧客満足度91.7%と非常に高く、効果があることが分かります。

これらのアイテムを使っても大量の汗が止まらない場合は、病院で診察してもらいましょう。「汗をまたかいてしまうかも」という不安から汗が出ることが止まらない場合は、病院で薬を処方してもらうことで、自律神経を正常に戻すことも可能です。ひどくなる前に、早めに対策を立てるようにしたいですね。