どんなに腹筋をがんばってもくびれができることはありません。ペタンコのお腹になることは腹筋を頑張ればある程度は期待できても、きゅっと引き締まったくびれを作るのは腹筋運動ではないんです。
というのも、腹筋運動で鍛えられるのはくびれて見える部分ではないからです。くびれをつくるのは「腹斜筋」であって、普通の腹筋で鍛えられる筋肉ではありません。
腹斜筋とは、肋骨の下あたりにある斜めについている筋肉です。この腹斜筋を刺激することがくびれたウエストをつくるためのコツなのです。
腹筋運動はデメリットが多い？
お腹を引き締めるための運動として一番お馴染みなのが腹筋です。しかし、腹筋運動って意外とデメリットになることも多いのです。
デメリットがあると・・・、腹筋運動を頑張る意味がわからなくなりそうですよね。もちろん、腹筋が無駄で無意味ということはなく、続けることでお腹の脂肪には効果があります。
しかし、腹筋運動をすると首や背中、腰など、他の部分にも余計な力が入ってしまいます。お腹の筋肉だけに働きかける正しい腹筋運動をきちんと行わないと、他の部分への負担の方が大きくなってしまいます。
腹筋を始めた途端に、首や背中を傷めてしまって、他の運動もできなくなってしまうこともあります。きちんと腹筋だけに負荷をかけられるように正しい運動ができないなら、無理をするのは止めた方が安全だと言えます。
くびれができるメリット
美しくキュっと引き締まったくびれは、女性の憧れでもあり以下のようなメリットもあります。
- 体型にメリハリができ、スタイルよく見える
- 体型を気にせずに好きなファッションを楽しめる
- 姿勢が良く見える
- バストが大きく見える
ウエストにくびれができるだけで、バストの大きさが変わらなくてもスタイルが良くなったように見えます。自分に自信を持てるので、今までよりも楽しく生活できるでしょう。
キツイ運動よりもストレッチ
くびれを作るためには、ハードに筋肉に負荷をかける運動をせずとも十分に効果のある方法があります。それがストレッチです。
今回ご紹介するストレッチは、日常の生活や動作の中ではあまり動かす機会の少ない部分を集中的にストレッチすることができます。
冒頭でもご説明しましたが、くびれを作るためのは、肋骨の下から斜めに沿っている腹斜筋という筋肉です。斜めになっている筋肉を、腹筋のような縦の運動を行ってもなかなか鍛えることが難しいので、ゆっくりとストレッチをしながら筋肉に刺激を与えることが効果的なんです。
くびれを作るために、まず最初に腹斜筋を効率よく刺激できるストレッチ運動からはじめてみましょう。
くびれ運動のやり方
- うつぶせになります。
- 腕を使って、上半身を起こします。
- 気持ち良いと感じるところで止めて、１０秒キープします。
- 体を右側にひねり１０秒キープします。腹斜筋が伸びるように意識してください。
- 体を左にひねって１０秒キープします。腹斜筋が伸びるようにします。
- ゆっくり体を元の位置に戻します。
腹斜筋トレーニング
- 仰向けになり、膝を90度に浮かせます。
- 息を吐きながら頭を起こし、両手を右膝の上に起きます。
- 息を吸いながら、左足を奥に伸ばし、息を吐きながら、左足を手前に戻し、右足を奥に伸ばします。
- 足をリズミカルに前後させながら、手を頭の後ろで組みます。
- さらに、上体を左右にねじります。
腹斜筋を鍛える方法をもっと知りたい場合は、ウエストがきゅっと引き締まる「腹斜筋」の鍛え方の記事をご覧ください。
ドローイン
- 床に仰向けに寝て膝を軽く立て、手はお腹の上に置きます。
- 4秒ほどかけて鼻から息をゆっくり吸い、お腹を膨らませていきます。
- 口から息をゆっくり吐きながらお腹をへこませていき、息を吐ききりお腹が1番へこんだ状態で30秒間キープ。
1日10回を目安に行い、呼吸を止めずに行うのがポイントです。寝る前にも簡単にできるので、忘れずに継続していきましょう。慣れてきたら立った状態でもできるようになります。歯磨き中・電車の中・信号の待ち時間など、どこでも実践できるようになるのでスキマ時間をみつけてドローインを実践していくと効果抜群ですよ。
ドローインについて更に詳しく知りたい方は、【ドローイン】お腹を凹ますだけの呼吸法ダイエットのやり方の記事をご覧ください。
くびれを作るには生活面も改善しよう
入浴は必ず湯舟につかる
時間がないからとシャワーだけで済ませていると、体がしっかりと温まりません。入浴は必ず湯舟につかるように、心がけましょう。しっかり湯舟につかることで全身の血行が良くなり、代謝アップにつながるので痩せやすい体質になっていきます。
また、湯舟につかることでリラックス効果も得られます。1日の疲れも解消できるので短時間でも良いので、湯舟につかるようにしていきましょうね。
食生活の見直し
便秘がちの方は美しいくびれを手にいれるために、食生活の改善をして便秘の改善をしていくことも大切です。
腸内環境の改善におすすめの食材が、発酵食品です。発酵食品には納豆・ヨーグルト・味噌・漬物などいろいろな種類があるので、日々の食事に積極的に摂り入れていきましょう。
また、くびれをつくるにはお腹周りの脂肪を燃焼させていくことも重要です。ある程度筋肉をつけていくことも大切なので、高たんぱく質・低カロリーなこちらの食品も摂っていきましょう。食生活に気をつけるだけで、エクササイズの効果がより実感できるようになりますよ。
- 豆腐
- 肉、魚
- 卵
お腹周りを冷やさないようにする
お腹周りが冷えてしまうと、便秘やむくみの原因になります。お腹を冷やさない服装を考えたり、自宅にいるときだけでも腹巻をするのもおすすめです。飲み物も冷たいものではなく、温かい飲み物や常温のものを口にするようにしていきましょう。
夏場も暑いからとお腹が露出している洋服を着ていると、エアコンで冷えてしまいます。冬場だけでなく夏場もお腹を冷やさないように注意してくださいね。
まとめ
運動が苦手・・・という方は、このストレッチ・エクササイズから始めてみてください。筋肉量が少なく、ハードな筋トレとは無縁の生活をしている女性でもそれほど苦労なく続けられると思います。
運動量としては大きくないので、 寝る前のリラックスタイムに 気軽に続けてみてください。引き締めたかった部分に徐々に効果が出てくると思います。たるみ改善に繋がりますよ！より早くくびれをゲットしたいという方は、腹斜筋にさらに負荷をかけてください。まずはご自身の好きなペースで継続してましょう♪
運動はちょっと苦手・・・という方は、ストレッチやエステからはじめてみてはいかがでしょうか。
