「ストレッチ」がカギ!肩こりの7つの原因とオススメの入浴方法

老若男女問わず、肩こりでお悩みの方が増えています。特に、いつも同じ姿勢でいる方や、猫背気味の方は、肩こりからくる頭痛などに悩まされている方もたくさんいらっしゃいます。湿布をしたり、マッサージに行ったり、いろんな方法で肩こりを解消しようとしているのに、全然効果があるものに出会えていないのではありませんか?

まず、肩こりの原因を知っておきましょう。この肩こりを解消するには、バスタイムを有効に使うのがオススメです。バスタイムに行う、肩こり解消ストレッチをご紹介いたします。また、入浴する時に気を付けるべきこともあわせてご紹介いたします。

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肩こりの原因は?

1.姿勢の悪さ

特に猫背です。猫背の体勢を横から観てみると、背中が丸くなり、頭が前に出ている状態になっています。人間の頭はとても重く、その重い頭が前に傾いているということは、それを支える首やその周辺の筋肉にかなり負担をかけてしまいます。

2.長時間の同じ姿勢

デスクワークなどをしている方に多いのですが、長い時間同じ姿勢をつづけることで、首や肩の筋肉の緊張状態が続き、血流が悪くなり、肩こりが発生してしまいます。

3.目の疲れ

最近、肩こりの原因としてクローズアップされるようになったのが、この目の疲れです。パソコンやスマホなどを長時間するのが当たり前になり、その結果目の疲れだけでなく、首や肩の筋肉まで緊張状態となり肩こりに悩まされてしまいます。

4.ストレス

現代人の多くが抱えているストレス。このストレスからくる緊張も、肩こりの原因となってしまいます。

5.寒さ

寒いと肩をすぼめたり、丸まったりしますよね。必要以上に筋肉が緊張してしまうことから、肩こりの症状がでてしまいます。

6.自律神経

寒い季節や、冷房などの寒さから自律神経が乱れてしまいます。このことによって、筋肉の緊張状態に拍車がかかり、肩こりになってしまうのです。

7.運動不足

運動不足になると、血流も悪くなります。血流の悪さは肩こりの原因となります。

「ストレッチ」がカギ!肩こりの7つの原因とオススメの入浴方法

ストレッチを取り入れたオススメの入浴方法

肩こり解消方法はいろいろありますが、入浴時のストレッチは体が温まっているので、その分効果もアップします。

・血流アップストレッチ

1.湯船の湯に炭酸入浴剤を入れる。かきまぜないで入浴剤がとけるまで待ちます。お湯の温度は39度に設定してください。

2.腕は付けずにお湯につかり、3回深呼吸をする。

3.腕も入れて7分間何もせず入浴します。

4.姿勢正しく座り、右足の膝を上げ、足首に力を入れずに上下に10秒動かします。反対側も同じようにしてください。

5.膝を曲げて状態を起こし、左手で浴槽のフチをしっかり握って、右手は肩におきます。

6.深呼吸しながらひじを大きく後ろから前にゆっくりと5回まわします。終わったら反対に、前から後ろにゆっくりと5回まわします。反対側も同様に行います。
※腕をまわす際、体は腕をまわしやすい位置にずらしてください。

7.1分ほどリラックスして安静にしてから出ましょう。

・足指グーパーストレッチ

1.40度くらいの設定でお湯をはります。

2.お湯につかったら足の指を、思いっきりグーパーします。ゆっくりとした動きで両足20回ずつ行いましょう。

・肩・腕・腰ストレッチ

1.湯船につかり、姿勢を正して座ります。

2.ばんざいをして右ひじを曲げて、手先を下方向にします。

3.左手で右ひじを持って、ゆっくりと左側に押していきます。少し痛いと感じる程度のところまでにしておきましょう。そのまま10秒キープします。

4.もう片方も同じように行ってください。

5.右ひざを立てて座り、左ひじを右ひざ外側にあてて腰を右側にひねります。気持ちいと感じるところで10秒キープします。

6.反対側も同様に行いましょう。

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入浴時に気を付けるべきこと

肩こり解消を目的とした入浴時のストレッチを行う時に、注意すべきことがあります。

体調が悪い時は無理をしないようにしましょう。
・痛すぎると逆に筋肉を傷めてしまいます。イタ気持ちいいぐらいが丁度いいです。
首や膝に持病があったり、腰痛がある方は医師に相談してからにしましょう。
頭痛がする時などは控えておきましょう。
・ストレッチを行う時はゆっくりと深呼吸をして行ってください。
・お湯の温度は40度、炭酸ガス入浴剤を使うなら39度設定にします。
・ストレッチ前は、しっかりと身体を温めること。

これらの事に気を付けるようにしましょう。

「ストレッチ」がカギ!肩こりの7つの原因とオススメの入浴方法

肩こり予防対策

肩こりは一度なってしまうと、1日2日で解消できるものではありません。毎日の生活の中で、肩こりにならないよう予防対策をすることも大切です。

・長時間同じ姿勢を続けない

デスクワークの方は特に注意してください。1時間に1回休憩を入れて、席から立ち体を動かすようにしてください。どうしても仕事でそれは無理という方は、手を休め首をまわしたり、肩を上下させるだけでもいいので、意識して動かすようにしてください。

・冷やさない

特に肩と首は注意です。寒い季節はどうしても肩や首の筋肉が緊張しがちになります。外出時はマフラーやネックウォーマーなどで温かくするようにしてください。また、夏の冷房の冷えにも注意が必要です。冷気に直接当たらないようにストールなどを使うのもおすすめです。帰宅したら、カイロやホットタオルを使って、首や肩を温めてあげましょう。

・運動する

一番のオススメは毎朝のラジオ体操です。ラジオ体操は一つ一つの動きを正しく行うだけで、肩こりを予防するだけでなく、肩こりになってしまった場合の解消法として、とても高い効果があります。その他にも水中を歩いたり、ウォーキングなどもおススメです。

肩こりはひどくなると、頭痛や吐き気などを伴い、日常生活に支障をきたすことがあります。「肩をまわす」「首をまわす」「目を休める」「冷やさない」これらを意識した生活を送るようにしましょう。