肌荒れ、乾燥、脂肌、肌の悩みは人それぞれあり、改善したいと悩んでいる方はとても多いと思います。肌トラブルが起きると、メイクをしても気分がのらなかったり、そもそもメイク自体を楽しめなくなってしまいます。
そんなトラブルを抱えている方へ、肌質を改善する方法をご紹介していきます。
まずはあなたの肌質がどれに当てはまるのか、4つある種類の中から見つけてみて下さい。
4種類の肌質の特徴
それではまず、4種類ある肌質の特徴からお話していきましょう。
1.普通肌
水分、皮脂ともにバランスのよい状態の肌です。この状態へ導くことが大切で、トラブルのない肌質といえるでしょう。
2.脂性肌
皮脂の分泌が過剰で、顔にべたつきが生じている肌質です。ニキビなどの炎症を起こしやすい特徴も持っています。
3.乾燥肌
水分や油分が少なすぎることから、乾燥している状態です。悪化することで肌はどんどん敏感になり、ささいな刺激でも炎症を起こしてしまうことがあります。
4.混合肌
乾燥と脂性肌、両方を兼ね備えている状態の肌質のことをいいます。ある部分はべたつきを感じるのに、おでこや口、小鼻の辺りは乾燥しているなど、顔の箇所によって症状が異なるのが特徴です。
ケアが一番難しい肌質といえるでしょう。
肌質の調べ方
自分自身では何となく乾燥肌かな?と感じていても、実際は混合肌だったなんてこともあります。そのため、肌質の調べ方にのっとりしっかりとチェックすることが大切です。
方法はとっても簡単。2つのステップをふむだけで調べることができますので、試してみましょう。
1.夜、いつも通りにメイクを落として洗顔をしてください。
2.タオルで軽く水気を拭き取り、そのままの状態でしばらく放置します。
3.春夏なら10分程度、秋冬なら5分を目安に時間をおいてください。
4.時間をおいた後の肌状態によって、あなたの肌質を判断することができます。
普通肌の場合
しっとりしたままで、つっぱったりかさついたりしていない。また、脂が浮いていたり、テカったりしていない場合は普通肌に分類できます。
脂性肌の場合
同じくしっとりしていてかさつきはない。ただ、お顔全体に脂っぽさを感じたり、テカりが見られる状態なら脂性肌といえます。
乾燥肌の場合
つっぱっている感じがあり、しっとり感はナシ。頬や目元などがかさついていて、粉をふいていたりするなら乾燥肌でしょう。ピリピリしたりかゆみが出ているようなら、敏感肌の可能性が大きいです。
混合肌の場合
一部のみにかさつきやテカりが生じているなら混合肌といえるでしょう。
いかがでしたでしょうか。簡易的な診断とはなりますが、あなたの肌状態をしっかり把握することが出来たと思います。肌質によって改善方法も異なりますが、改善するために大切なのはたった2つだけです。
肌質を改善する方法
1.保湿
どの肌質にもいえるのが、しっかりと肌に水分を届け、逃がさないようにしてあげることが大切です。脂性肌の方は特にですが、クリームや乳液を塗ると余計べたつきが気になるからと、あっさりしたケアしかしない方が多いですね。
しかしそれではさらに脂性肌を悪化させるだけで、改善にはなりません。
乳液は必須!
化粧水を使っている方は多いですが、その後の乳液を使用していない方も多いと思います。ですが、このひと手間を加えるだけで肌の水分量を高めることが出来るのです。
混合肌や脂性肌の場合、洗顔料もさっぱりタイプ、化粧水もさっぱりした付け心地のものを好む方がほとんどだと思います。そのうえ乳液での保護もしないとなると、肌はうるおいが足りないと感じ、余計に皮脂を分泌し始めてしまうのです。
これでは改善するどころか、毎日のケアが肌質を定着させてしまっているといえます。
洗顔しすぎない
脂っぽさが気になるからと洗顔のしすぎはNGです。2度洗顔したり、ゴシゴシ擦ったりすると、肌は刺激を感じて炎症を起こすことに。
乾燥肌の方は保湿を心がけている方がほとんどですが、どの肌質でもしっかりと基本ケアでお顔を保湿してあげることが改善の近道になります。
2.食事
そして2つ目が食事です。揚げ物ばかり食べていませんか?一部の栄養素が欠乏していませんか?乾燥肌と脂性肌、この2つに大きく分けて摂取したい栄養素をご紹介します。
乾燥タイプ
・ビタミンA、C、B群、E…レバー、いわし、うなぎ、卵黄、レモン、豚肉、納豆、アボカド、にんじん
・βカロチン…シソ、パセリ、モロヘイヤ、にんじん
・たんぱく質…卵、肉、魚、貝、チーズ、豆腐
また、乾燥タイプの方にはミネラルの摂取をおすすめします。
牡蠣や大豆製品、牛もも肉など、積極的に食事に取り入れるようにしてみましょう。難しい場合はサプリで補ってもかまいません。
脂性タイプ
・水分
・柑橘類
・生野菜…ビタミンや食物繊維が摂れる
・さんま、シャケ…魚の新鮮な油で体の中から改善
水を飲むことはもちろんですが、水分をたっぷり含んだ野菜をとることも大切です。きゅうりやもやし、レタスなど、生で食べられる野菜を摂ることで、食物繊維やビタミンを補えます。
また、シャケやさんまなどの良質な魚の油を摂ることで体の中から改善していくこともできるでしょう。