朝しっかり化粧をしたのに、昼になる前には崩れてしまう、そんな悩みはありませんか。またせっかく直してもまた化粧が崩れてしまうと、その日一日のテンションも下がってしまいます。さらにこれが夏ともなると、汗で化粧をするにも一苦労、化粧直しも大変です。化粧直しをする時間がない時などは、なるべく化粧が一日持つ方が助かります。
そこで今回は、なぜ化粧崩れが起きてしまうのか、その原因と共に季節ごとの化粧崩れを予防する方法を詳しくご紹介します。
化粧崩れはなぜ起こるのか
朝しっかりメイクをしたのに、昼前には崩れてしまう、また夕方に顔色がくすんでしまう、そういった悩みを持つ女性は多いはず。化粧崩れが起きる原因は、肌のタイプや体質にかかわらず、誰にでも起きうることによるものです。
肌の乾燥
元々乾燥肌で、肌に水分が少ない状態で化粧をすると、ファンデーションなどは肌に密着せず、崩れやすくなります。また乾燥肌でなくても、空調の効いた環境で過ごすことが多いと、肌の水分が奪われますし、皮脂を吸い取るパウダリー化粧品も乾燥を招きます。皮脂と水分のバランスが崩れると、皮脂は水分を奪われないようさらに活発に分泌されるため。ますます化粧が崩れてしまうことになるのです。
間違ったスキンケアによる肌あれ
ニキビが多いから皮脂を抑えるさっぱり系のスキンケアをしていて、年齢が変わっても同じスキンケア商品を使っているということはないでしょうか。また普段から十分なスキンケアをしていないことも、肌を荒れさせてしまうので、化粧崩れの原因となります。
肌の質は年齢や環境によっても変化するので、乾燥肌だと思っていたら混合肌だったり、また脂性だと思っていたら乾燥肌だったということもあります。スキンケア商品を購入する際には、カウンターで肌質チェックをしてもらいましょう。
化粧の厚塗りによるもの
シミやソバカスなどをカバーするため、ついついファンデーションを厚く塗っているということはないでしょうか。また化粧直しをする時にもついついカバーしようとして厚塗りになってしまうことがあります。厚塗りは肌に負担をかけるため、かえって化粧が崩れやすくなります。
汗によるもの
特に夏は汗をかきやすいので、化粧が肌に密着せず崩れてしまいます。さらに汗を拭いて肌が乾燥するとさらに化粧がのらない悪循環に陥ってしまいます。
皮脂によるもの
肌が乾燥していても、額や鼻の周りなどは皮脂の分泌が多い場所なので、そこだけ化粧が崩れてしまいます。
自分のスキンケアや化粧品を見直し、メイクが崩れないようきちんとメイクをして対策を採ることが必要です。
メイク前のスキンケアが重要
化粧をする前に必須となるスキンケアですが、実はこのスキンケアの方法によっては化粧崩れを起こしていまいます。
スキンケアは適量を守る
化粧をする前に、スキンケアでしっかり保湿することが化粧崩れを防ぐことになりますが、適量以上につけすぎるとかえって肌がべたついてしまいます。スキンケアは適量を守りしっかりとなじませることが必要です。
スキンケアはハンドプレスでなじませる
スキンケアの際、しっかり化粧水をなじませなければ、とパフなどを使い肌にたたき込む人がいますが、そういった方法は逆に肌に刺激となり逆効果になりかねません。なじませる際には手の平で押さえるようにしましょう。しっかり化粧水をなじませた上で、乳液で肌を覆うことが大切です。
スキンケアをした後にすぐ化粧をしない
スキンケアをしてすぐに化粧をすると、肌がまだ保湿できていない状態なので化粧をすることで肌が乾きやすくなってしまいます。スキンケアの後は1,2分経って肌が乾いてから化粧をするようにしましょう。
また自分の肌に合ったスキンケア商品を使うことも必要です。体調や季節によっては肌の状態が変わることもあるため、使い分けるようにしましょう。
崩れにくいメイクのやり方
化粧崩れしにくいメイクをするためには、どういった手順でしていくのがいいのか、まずは自分のメイクの方法を見直しましょう。
1.顔を洗い保湿をしてからメイクする
夏など汗をかきやすい季節はもちろん、乾燥しやすい季節でも寝ている間に汗はかきますので、洗顔して余計な皮脂は洗い流しましょう。合わせてしっかり保湿もします。
2.化粧下地を塗る
汗をかきやすい夏は、首に保冷剤を巻くなどして汗を抑えてからメイクをしましょう。肌が乾燥しやすいとメイクとの間に隙間ができて化粧が崩れてしまうので、下地をしっかりと塗ることが大切です。この場合下地を塗りすぎると逆効果なので注意しましょう。
3.化粧下地を塗った後ティッシュで押さえる
化粧下地を塗った後にすぐにファンデーションを塗るのではなく、1度ティッシュで肌の表面を押さえて余分な油を取りましょう。こうすることでファンデーションがなじみやすくなります。
4.ファンデーションは薄く塗って手でなじませる
下地をきちんと仕上げていれば、ファンデーションは厚く塗らなくても大丈夫です。薄いほど崩れにくくなりますが、塗った後に手でプレスしてなじませるとさらに崩れを防ぎます。
5.フェイスパウダーを使う
ファンデーションだけでは不安な場合、仕上げにフェイスパウダーを使うのもおすすめです。余計な皮脂や汗を吸い取ってくれるので、化粧浮きしにくくなります。
さらに汗や水に強いウォータープルーフのメイク用品を使うことも化粧崩れを防ぐことになるのでおすすめです。
化粧崩れを防ぐために日中気をつけること
朝しっかりしていても、日中崩れやすくなるメイクを保持するために、日中化粧をした状態で小まめにケアすることも必要です。
保湿をする
メイクをしている上からでも大丈夫なので、肌がちょっと乾いたなと感じた時には保湿をしましょう。乾燥が気になる部分に乳液を乗せて、肌を押さえてなじませます。肌の乾燥を防ぐための化粧水スプレーは、かえって乾く時に水分を奪ってしまうので、乳液のケアもするようにしましょう。
汗は小まめに拭く
汗をかくと化粧が崩れやすくなるので、汗をかかないようにする対策と共に、かいてしまった時には早めに汗を拭きましょう。こすらずタオルで押さえるようにするのがコツです。また首の後ろを保冷剤で冷やすことで、顔の表面の温度を下げることができます。
化粧崩れが起きてしまった時の対策方法
化粧崩れしないよう対策をしていても、急に外で仕事をすることになったり、動き回って汗をかくなどして化粧が崩れることはありえます。そういった時にはすぐに化粧直しをしてそれ以上崩れないよう対策をしましょう。
余分な皮脂は取る
あぶらとり紙などで余分な皮脂は取り除くようにしましょう。肌の表面に皮脂が残っていると、化粧直しをしてもまた崩れてしまいます。
保湿をしてから化粧直しをする
ミスト化粧水などで肌を保湿してからメイクをしましょう。夏場などは肌を引き締める化粧水を使うのもおすすめです。その後乳液で保湿し、乾いてからメイクをします。小さな化粧崩れには綿棒を使ってなじませるのもおすすめです。
化粧下地を塗り直す
鼻周りや額など、化粧崩れがひどい部分だけ下地を塗り直すのもおすすめです。ただし少量で塗りすぎないようにするのがコツです。
ファンデーションを塗る
ファンデーションは化粧が崩れた部分だけに塗り、厚塗りしないようにしましょう。厚塗りしてしまうとせっかく直した化粧がすぐに崩れてしまいます。
口元や鼻周りなど、ポイント部分だけの化粧直しの場合、スポンジやパフを使うよりも、指でなじませた方がしっかり直せます。また化粧崩れ防止のスプレーを、メイク前や後に使うことも化粧をしっかり仕上げることになりますのでおすすめです。