人の第一印象の中で、一番ポイントになるところといえば目元ではないでしょうか。ぱっちりとした疲れを感じさせない目元は第一印象をとても良く見せてくれます。しかし目元は疲れが出やすく、年齢とともにたるみも出やすいところです。

眼輪筋を鍛えることによって丸くくりっとした、ぱっちり目を手に入れることができます。そこで今回は眼輪筋について詳しくご紹介するとともに、トレーニング方法についてもご紹介します。

眼輪筋とは

眼輪筋とは、目のまわりを囲む筋肉のことをいいます。まぶたの内側だけでなく、くまができやすい涙袋の下あたりまで眼輪筋によって皮膚が支えられているのです。イメージ的には、目を中心にしてぐるりとドーナツ状についている感じになります。

この筋肉は皮膚とつながっているので、動かすことでいろんな表情を作ることができます。主な働きとしては、「目を開けたり閉じたりする」「涙の調節をしてくれる」というこの2点になります。

もちろん、年齢を重ねることで目元にもハリがなくなってきてしまうため、たるみがちになってしまうのですが、眼輪筋が衰えることでもたるみの原因になるのです。また、目尻のしわの原因も眼輪筋の衰えが関係しています。

このように、目を美しく見せるためには眼輪筋はとても大切な筋肉なのです。

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眼輪筋が衰える原因

目元のハリや目の印象に大切な、ぱっちり感を左右する眼輪筋が衰える原因は、意外にも目の疲れが関係しているのです。

仕事でパソコンを使用し、家ではスマホを使用するという目を疲れさせる習慣を送っている方も多いのではないでしょうか。

スマホやパソコンを長時間使用していると、瞬きをする回数も減る傾向があります。眼輪筋が使われないため、衰えを進行させてしまいます。また、人と会って会話をするという時間が極端に少ない方は、日常生活において表情筋が使われることがほぼないに等しくなります。

眼輪筋を含め表情筋をほぼ使わない毎日を送っているので、衰えはそうでない人と比較すると進行が早く老けやすくなってしまいます。

目の疲れは、目のまわりだけでなくおでこの筋肉まで、硬くしてしまう恐れがあるのです。

おでこの筋肉が凝り始めると、目元にも影響を及ぼしてしまいます。おでこの筋肉はあまり使うことがないため、日常生活の中でも凝りが溜まりやすくなっています。意外と気づかないだけでむくみが生じている場合もあるのです。そうなると、おでこのたるみにより、まぶたまでたるんでしまう原因になります。

眼輪筋は、目の疲れやおでこの凝りによっても衰えてしまうということを覚えておきましょう。

眼輪筋を鍛えるメリット

目の下のたるみを改善
目の周りについている脂肪。脂肪と聞くとあまり良いイメージはありませんが、これがクッションとなって目をガードしてくれています。眼輪筋が衰えるとこの眼の周りの脂肪が前にでて目の下のたるみが発生します。眼輪筋を鍛えれば、脂肪が前に出るのを抑えることができるので、目の下のたるみを改善することができます。

目の上のたるみを改善
目の上のまぶた部分に脂肪があります。まぶたが何となくたるんできた、そう感じるのは眼輪筋が衰えている証拠です。しっかりと鍛えてあげてたるみを改善して、若々しい印象をよみがえらせることができます。

目の落ちくぼみにハリが蘇る
眼輪筋の衰えは、目元のハリも失わせてしまう原因になります。ハリが失われることによって、目元が落ちくぼみ老けた印象を与えてしまいます。眼輪筋を鍛えれば、ハリを蘇らせ健康的な目元を手に入れることができます。

目が大きくなる
眼輪筋を鍛えると、上のまぶたがしっかりと上がるので目が大きくなった印象になります。奥二重だった方がきれいな二重になるうれしいメリットも期待できます。いつも眠そうな印象を持たれがちな方も、眼輪筋を鍛えれば印象をガラッと変えることができます。

おでこのしわ解消
眼輪筋が衰えると、おでこの力で目を開くようになります。おでこを引き上げてみるとどうしてもおでこにきれいな横しわがいくつか入ってしまいます。眼輪筋を鍛えてこの筋肉で目を開くことができるようになれば、おでこを引き上げる力を頼らなくてもいいので、しわ解消にもつながるということになります。

ドライアイが改善
眼輪筋の衰えによって「不完全瞬目」という症状が現れます。これは上下のまぶたがつかなくなることで、目が乾燥しドライアイになりやすい状態になってしまいます。眼輪筋を鍛えて筋力を上げることで、上下の瞼もしっかりとつくようになり、ドライアイが改善されていくというメリットがあります。涙を調節する働きも正常化されるので、目が傷つくこともなくなり、カスミ目といった症状もなくなっていきます。

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眼輪筋トレーニング

それでは、目元の印象を変える眼輪筋トレーニングについてご紹介します。まずは、目を動かすことから始めましょう。パソコンやスマホなどで一点をずっと見つめている状態では目の動きが少ないため、眼輪筋があまり使われていないのです。

目力トレーニング

  1. 目を開き、目の淵を沿うようにゆっくり目を回します。
  2. 反対にも同様に回し、10回程度行いましょう。
  3. 次に、上・下・左・右というように目を動かし、一旦まぶたを閉じてから次に方向へ目を動かして下さい。

まぶたを閉じるときは、ぎゅっと目のまわりの筋肉を意識して閉じ、開くときもまぶたの力を使って開くように意識して下さいね。このように、まぶたを意識しながら閉じたり開いたりを繰り返すことでも眼輪筋を鍛えることができるのです。

眉の持ち上げトレーニング

おでこと目の間にある眉も凝り固まると、目元のたるみの原因になってしまいます。そのため、眉の凝りをほぐすエクササイズについても合わせてご紹介します。

  1. 人差し指と中指を使い、眉頭と眉尻に指の腹をあてます。
  2. 指の腹に力を入れながら目を閉じた状態で眉を持ち上げます。
  3. 5秒ほどその状態をキープしたら指を離し、目をゆっくり開けます。
  4. その後、人差し指と中指の第二関節で眉の上と下を挟むようにし、眉頭から眉尻までゆっくり滑らせましょう。

このエクササイズを行うだけでも、目のまわりがすっきりしてくるはずです。

目を見開くトレーニング

  1. 両手でちょきをつくり、中指の甲を上まぶたに、人差し指の後を下まぶあに置き、目を優しく開かせます。
  2. このポーズをキープしたまま、顔を左右に10往復します。

目を引っ張るトレーニング

  1. 両手の人差し指で目尻を外側にひっぱり5秒間目を閉じます。
  2. ゆっくりと目を開けます。
  3. 目尻の上を押さえて、斜め上方向にひっぱり、5秒間目を閉じます。
  4. 目尻の下を押さえて、斜め下方向にひっぱり5秒間目を閉じます。

目のたるみ解消トレーニング

  1. 両手の人差し指を眉間に置いて軽く上に引っ張ります。
  2. 親指を目尻に軽く置きます。
  3. 目線を上に向けて、下まぶたに力を入れるのを10回繰り返します。
  4. 下まぶたに力を入れながら目を強く閉じて、40秒キープします。

おでこのコリ解消トレーニング

おでこの凝りもしっかりとほぐしてあげる必要があります。

  1. 人差し指・中指・薬指の腹を使い眉の上にあてます。
  2. 指の腹で優しくおでこを引き上げていきましょう。こめかみの辺りまで、おでこ全体をほぐしていきます。
  3. そして最後に、中指の腹のみを使って眉頭と眉尻から生え際までぐっと押し上げていきましょう。

片側ずつ行うと分かりやすいですが、おでこがほぐされたことにより、眉の位置が、少し上がった印象を受けると思います。眉の位置が上がった印象を受けるのは、凝り固まったおでこをほぐすことで、眉の位置を持ち上げ、目にかかっている負担を軽減させるからなのです。

眼輪筋トレーニングを行うとともに、眉やおでこのエクササイズも合わせて取り入れてみて下さいね。

おでこのしわの原因と消す方法

エクササイズはいつするのが効果的?

眉とおでこのエクササイズについてはお風呂上りに行うと良いでしょう。スキンケアを行った後、いつもより少し多めにクリームを塗りエクササイズを行ってみて下さい。肌のケアを行うときは、必ず手を清潔にし、肌をこすることで刺激にならないよう十分に潤しておくことが大切です。お風呂上りであれば、肌の血行も良くなっているので、効果が表れやすいでしょう。

眼輪筋トレーニングについては仕事中やふと気づいたときなどにこまめに行うことを意識して下さい。目は毎日疲れを感じています。ほぐしてあげる意味でもそうですが、眼輪筋トレーニングを行うことで筋肉を鍛えむくみや凝りが起こりにくいぱっちり目元を目指していきましょう。

人と接するときは、目に少し力を入れて開くようにすると、疲れのない元気な印象を与える効果があります。普段からこのような意識を心掛けることが、第一印象を良くするポイントになるのでぜひ試してみて下さいね。

エクササイズをした後は、しっかりと目を休めてあげることも必要です。レンジで30秒程度あたためて作る「蒸しタオル」を目元に乗せてあげてください。1分程度でOKです。

蒸しタオルを乗せるだけで、目元の血行をよくして「たるみ」「くま」「むくみ」といったものを癒してくれる効果が期待できます。

蒸しタオルをつくることさえも面倒に感じることもあるでしょう。そういったときにおすすめなのが、花王から発売されている「蒸気でホットアイマスク」という商品です。目元に乗せるアイマスクタイプのもので、蒸気の力で目元の疲れをほぐしてくれる効果が期待できます。

まぶたのたるみ解消マッサージ

エクササイズのポイント

筋肉には白筋と赤筋という二つの種類があり、眼輪筋を含む表情筋は赤筋になり、緩やかに鍛えられる筋肉になります。毎日1回でいいので、継続して鍛えていくことが大切です。効果を得るためには、日々の積み重ねが必要であるということです。

ただ1点注意していただきたいのは、体調が悪いと感じるときはトレーニングをお休みすることをおすすめします。

表情筋は顔面神経という神経に支配されているので、脳にも関係していきます。体調が悪い時にこの神経を興奮状態にさせてしまうと、肩が凝ったり頭痛の原因にもなりますので注意してください。

1日1回行うだけでいいトレーニングなので、お風呂上りやバスタイムなどを使って行う習慣をつけると、継続しやすくなります。

ヒアルロン酸をチャージ

眼輪筋を鍛えながら美容成分もしっかりと補給してあげることで、若々しさをさらにアップさせることができます。目元に与える美容成分といえば「ヒアルロン酸」と答える方が多いのではないでしょうか。

ヒアルロン酸は、肌にハリを与えて、若々しさを保ちます。ですが、年齢とともに徐々に減少をしていってしまい、気がつけば目元にハリがなくなりたるみが目立つように・・・。

そこで、眼輪筋トレーニングをしながらも、ヒアルロン酸を摂取することで、さらに効率よくパッチリとした目元を手に入れることができるのです。

ヒアルロン酸は分子が大きいため、食べ物から摂取をしても体内に吸収されにくく、美容液かサプリメントでの摂取が推奨されています。中でも、目元にヒアルロン酸をダイレクトにチャージするには、ヒアルロン酸パッチを目元に貼って睡眠をとるのが良いでしょう。

ヒアルロン酸パッチの中でも「ヒアロディープパッチ」は、日本香粧学会の「抗シワ試験」に合格していて、「医学誌」にも効果のほどを認められて掲載されているのでオススメです。

ヒアルロン酸のマイクロ針を肌に指して、肌の奥まで注入しますので(痛くない注射)角質層の奥までヒアルロン酸が届きます。全額返金保証制度もついていますので、使ってみた上で効果がなければ返品することもOKです。