手足の末端冷え性が長期間続くと
なんだか痛痒い症状に
悩まされてしまうことがあります。
痒いのに、かくと痛い
とっても辛いしもやけを予防する方法。
さらに、出来てしまった「しもやけ」の
治し方も合わせてご紹介いたします。
しもやけが出来る理由
まずは、しもやけが何故できるのかを
確認していくことにしましょう。
しもやけを割と軽く考えている
人も多いのですが、凍傷の一種です。
その為、別名を
「 凍瘡(とうそう) 」
という実は深刻な症状なのです。
その原因を一言でいうと
「血流の悪さ」です。
もう1つが、気温と体温の差が大きい
ことが引き金となって起こります。
特に、気温が5度程度しかなく
かつ昼と夜の温度差が大きなときに
なりやすいとされています。
また手足を濡れたままの状態で
放置してしまうことも良くありません。
濡れた皮膚が渇くときに
その部位の体温が失われてしまい
しもやけを引き起こしてしまうのです。
しもやけになりやすい人
しかし、血流が悪い人がみんなしもやけに
なっているかというとそうではないですよね。
そこで、しもやけになりやすい人の
タイプを知っておきましょう。
1.低血圧の人
低血圧の人は、血圧が低いことから
体温調整がうまくできない為
外気が冷たくなっても手足を
温める力が不足している為です。
2.手足に汗をかきやすい人
手足に汗をかくと、その汗を乾かす時に
熱が奪われてしまい、
冷えを作ってしまうのです。
そういった意味では、汗をかきやすい
赤ちゃんもしもやけになりやすいと
いえるのです。
また、遺伝からなったり
痩せた体質の人もなりやすいと
されています。
しもやけの症状
しもやけであることを自覚していないと
予防や治し方を知っても
役立てることが出来ませんよね。
そこで、しもやけの症状を具体的に
ご紹介しておきますので
参考にしてくださいね。
主に2つのタイプがあります。
1つ目は、手先・足先・鼻先などに
赤紫の発疹が出来てしまうタイプ。
小さな子供に多い傾向にあります。
2つ目は、指などが全体的に腫れて
膨らんでしまうタイプです。
女性に良く起こる傾向にあります。
また、冷えているとき等は上記のような
症状が起こりますが
身体やその部位が温まり、血流がよくなると
非常にかゆみを伴ってしまいます。
発生する部位は、手足の指や鼻先といった
末端に多く、その他にも耳たぶや
お尻・太ももなどにできる人もいます。
症状がひどくなると、
痛みや痒みで眠れなくなるということも
ある為、早目に対処することが
大切となります。
しもやけの予防方法
では、早速しもやけを予防する方法を
確認していきましょう。
ポイントは2つです。
1つは手先など末端を保温してやり
冷やさないことです。
2つ目は、汗や水などにより
濡れた状態を放置しないことです。
では、具体的な方法をご紹介して
いきますね。
1.外出するときに身体を冷やさないように防寒対策をしっかりと行う
手袋・マフラー・耳あて、マスクなどで
露出する部位を隠すことも大切です。
それに加えて冷え性の方や、
長時間外に出る場合などは
靴下を2枚はいておく、
カイロを靴に入れておくといった
工夫を行ってあげましょう。
2.汗をかいたらこまめに着替える
防寒対策をして出かけると
いつの間にか汗をかきやすい足裏などは
蒸れて濡れていることもあるでしょう。
雨に濡れたようにしっかり濡れていなくても
一度靴下を脱いで、
汗をしっかり拭きましょう。
汗で冷えた分、触ってみると足先がとっても
冷たいのに気づくはずです。
そこで新しい靴下に着替えてくださいね。
3.マッサージやストレッチをする
日頃から血流を良くする工夫をして
あげることが必要です。
そこで、お風呂に入った時に
指先からマッサージしてあげましょう。
また、ぐーちょきぱー運動で
筋肉を動かしてあげたり、
ストレッチも有効ですので
是非試してくださいね。
4.ビタミンC・Eを取る
身体の中から冷えを改善するという意味で
ビタミンC・Eを含む食材を
積極的に取るように意識しましょう。
アーモンドやほうれん草、小麦なども
有効ですし、サプリメントで取るのも
お勧めですよ。
しもやけを治す方法
では、しもやけになってしまったら?
どうやって治していけばいいのでしょうか?
1.温かい湯と水に患部を付ける
昔から有効だとされている方法ですが
身体が冷えていると逆効果になりやすいので
お風呂上りがおすすめです。
40度程度のお湯とお水に交互につけます。
2.グーパー体操
冷え性の人は、足の指が動かされていない
人が多いものです。
そこで、お風呂の湯船につかって
足の指のグーパーを繰り返し行います。
お風呂あがりにも、テレビを見ながら
グーパーを繰り返し、
血流改善してあげるのがお勧めです。
3.なわとびをする
なわとびって単調な運動ですが
身体を温めるにはもってこいの運動です。
毎日日課のように行ってやると
随分と血流が改善されますよ。
4.軟膏を塗る
オロナイン軟膏やメンソレータム、紫雲膏
などをしもやけに塗り
同時に血液の循環を良くするために
しっかりとマッサージしてあげましょう。
ご紹介してきた通り
しもやけには冷えと濡れた状態がNGです。
またご紹介した治療法で改善が
みられない場合は、早目に病院で
診てもらいましょう。
たかがしもやけと思いがちですが
凍傷ですので侮ってはいけませんよ。