飛行機内のカラッカラな空気でお肌が乾燥した経験は誰にでもありますよね。せっかく遠くへ旅行に行っても、飛行機内でお肌が乾燥してしまい、着いた頃にはコンディションが最悪になっていては楽しみにしていた旅行も台無しです。
この飛行機内のカラッカラな空気ですが、ちょっとした工夫でお肌を乾燥から守ることが出来るのです。そこで今日は、飛行機内の乾燥からお肌を守る保湿テクニックについてご紹介します。
飛行機内の空気が乾燥しているのはなぜ?
飛行機内の湿度は何%くらいか知っていますか。実は飛行機内の湿度は20%以下、長時間のフライトとなると更に低い湿度となります。人が快適に過ごせる湿度の目安が50%といわれていますので、湿度20%の飛行機内がいかに乾燥している環境なのか理解できるかと思います。
そして、この飛行機内の湿度20%以下という乾燥した環境は、実はわざと作られているのです。何故飛行機内の湿度を低くしているのかというと、それは結露対策のためです。飛行機は上空10000m以上を飛行します。上空10000m以上となると気温は-55度程度になります。しかし、飛行機内の気温は人が過ごせる気温でなければなりませんので、22~26度に調整されています。
この飛行機の外と中の気温差で怖いのが結露です。飛行機の外に結露が発生すると部品が錆びてしまったり、安全上問題が生じる可能性があるのです。結露は空気中の水分量が多いほど発生しやすくなりますので、結露を予防するため、飛行機内の湿度は敢えて20%以下と低く保たれているのです。
飛行機に乗る前にノーメイクになろう!
飛行機内で乾燥した空気からお肌を守るためには保湿が必要になります。しかし、バッチリメイクをした状態ではケアすることが難しいですね。飛行機内のカラッカラな空気からお肌を守るためには、搭乗前にメイクを落としてしまいましょう。
とはいっても、やっぱりすっぴんは恥ずかしいという方もいらっしゃいます。その場合には、ウォータープルーフのアイライナーやアイブロウで目の周りだけ軽くメイクし、マスクをしてしまうと、それ程すっぴんが目立ちませんのでオススメです。
お肌を守るためにできる保湿テクニック
続いて、乾燥した飛行機内でお肌を守るための保湿テクニックについてご紹介します。
搭乗前にしっかり保湿する
搭乗前にメイクを落としたら、まずしっかり保湿をしておきましょう。搭乗前にたっぷり化粧水でお肌を満たしておけば、その分、お肌が乾燥する時間を遅らせることができますからね。化粧水や美容液などで丁寧にケアをしてあげましょう。
エアコンの風向きを確認する
自宅でもエアコンや扇風機の風が直接当たる場所にいると乾燥してしまいますよね。飛行機内も一緒です。お肌を乾燥から守るためには、搭乗後、可能であればエアコンの風向きを確認し、顔には当たらない向きにしましょう。
水分補給を心がける
飛行機内でのお肌の乾燥対策というと、お肌にばかり目がいきがちですが、体内の水分補給も忘れないようにしましょう。お肌も体の一部ですからね、体の中から潤すことも大切なのです。
水分補給する際のポイントとしては、一度に沢山飲むのではなく、少しずつこまめに水分補給することです。冷たい飲み物より体に優しい常温の水がオススメですよ。
長時間のフライトにはローションパック
国内線であればそれほど気にしなくても大丈夫ですが、長時間のフライトとなる国際線に乗る場合には、ローションパックを持参すると便利ですよ。
本来であれば、寝る前に普段使用している化粧水でたっぷり保湿をしたいところですが、機内に持ち込める液体の量は決まっていますので、わざわざ持ち込み可能な量のボトルに入れ替えるのも面倒です。ローションパックであれば小分けになっているので持ち運びにも困りません。
夜寝る前にローションパックで保湿してから眠るようにすると、お肌を乾燥から防ぐことが出来ます。ただし、ローションパックをしたまま眠ってしまうと返って乾燥させてしまうこともありますので、そのまま眠ってしまわないよう注意しましょう。
飛行機内でお肌を保湿する際の注意点
飛行機内の乾燥した空気からお肌を守るテクニックについてご紹介してきましたが、お肌を保湿する際に忘れてはいけないことは周りへの配慮です。飛行機は公共の乗り物ですので、長時間のフライトになればなるほど、お互いがなるべく快適に過ごせるよう配慮しなくてはなりません。
保湿用に携帯する化粧品は香りのキツイものは避けたり、隣の席や後ろの席にかかるかもしれないスプレータイプは使用を控えたり、周囲に配慮して行うようにしましょう。お肌をケアするために長い時間トイレを占領する行為ももっての外です。
また、人前でメイクをする行為もスマートではありません。搭乗時にメイクを落としていますので、下りる前にはメイクをしてしまいたいところですが、メイクは空港に着いてから行うようにしましょう。現在では、パウダールームが設置されている空港も多いので、事前にHPなどでチェックしておくと迷わずに済みますよ。