自己流のムダ毛処理が招く「足のぶつぶつ」の原因と治し方

ムダ毛のない綺麗な足になりたいと、ムダ毛処理を毎日欠かさず行っているという方も多いと思います。しかしそのムダ毛処理のやり方次第では、ムダ毛以外の足トラブルを招いてしまう恐れがあること、ご存知でしょうか。

そのトラブルの中で多いのが“足のぶつぶつ”です。せっかく毛を処理したにもかかわらず、見た目的にも美しいとはいえないぶつぶつ足。一体どうすれば解消できるのでしょうか。

今回は、その原因から治し方、また正しい毛の処理方法についても解説していきたいと思います。


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ムダ毛処理で足にぶつぶつができるのはなぜ?

ムダ毛の処理をした後、足に発生するぶつぶつの原因は2つあります。

乾燥によるもの

乾燥によるぶつぶつの特徴は、下記の3つです。

赤味が生じている
かゆみがある
・処理後翌日にぶつぶつができる

ムダ毛が一番気になる箇所である足は、皮脂の分泌が少なく、乾燥しやすい部位といえます。そこにカミソリなどの刺激が加わり、皮膚が炎症を起こしてしまうとぶつぶつが発生してしまうのです。

菌の繁殖によるもの

ムダ毛の処理は、カミソリを使ってお風呂場で行っているという方も多いでしょう。しかしそのカミソリの保管方法によっては、肌に菌を付着してしまうことになりかねません。

お風呂場は、まめに換気していても完璧に湿気を取り除くのが難しい場所です。湿気はカビや雑菌を繁殖させるだけでなく、それらが住みやすい環境の条件でもあります。肌に菌がついてしまうなんて、考えただけでゾッとしてしまいますね。その菌たちにより炎症を起こし、肌にぶつぶつが生じてしまうのは当たり前といえるでしょう。

アレルギーや湿疹の可能性も

水ぶくれのようなものが生じている場合や、白っぽく膿が溜まったようなぶつぶつができてしまった場合は、専門のお医者様へ相談するようにしましょう。湿疹やアレルギーを起こしている場合は、通常のケアでは改善しない場合があります。

悪化する前に、はやめに診察を受けるようにして下さいね。

自己流のムダ毛処理が招く「足のぶつぶつ」の原因と治し方

足のぶつぶつの治し方

では、できてしまったぶつぶつはどうすれば治すことができるのでしょうか。原因別に治し方をご紹介していきます。

1.乾燥が原因の場合

乾燥が原因の場合は、保湿することが大切です。ただ、乾燥によるぶつぶつが発生している時は、かゆみを生じることが多いです。そんな時は、患部を冷やしてあげることから始めましょう。

効果的な保湿方法

1.クリームを手に取り、指で足に数か所のせていきます。
2.その後手のひらと指の腹を使って、全体に馴染ませていきましょう
3.力は入れ過ぎずに優しく円を描くようにのばします。
4.最後に手のひらでじんわり温めてあげると浸透しやすくなります。

必ず足に数か所のせてからクリームをのばすということを覚えておいてくださいね。

また、保湿には尿素やアルコールなどが含まれていない軟膏を用いるようにして下さい。おすすめはヒルドイド軟膏などの保湿力に優れたクリームですが、皮膚科で処方してもらう必要があるため、軽度の乾燥であれば市販の軟膏で問題ありません。

乾燥によるぶつぶつであれば、症状が治まるまでは朝と晩、こまめに保湿を心がけることで治すことができます。

2.菌が原因の場合

菌によってぶつぶつが生じてしまった場合は、炎症をおさえてあげる必要があります。市販のものであればオロナイン軟膏などが良いでしょう。そして、この場合にも必ず最後に保湿を行うようにして下さい。

正しいカミソリのケア

菌を繁殖させないためには、まずカミソリをお風呂場に置かないこと、そして処理後の清掃は必ず行うことを心がけてください。

1.使い終わった後は、付着した毛を水でよく洗い流します。
2.水洗いできないタイプの場合は、掃除用の歯ブラシなどで毛を取り除いてあげましょう。
3.最後にアルコール消毒をします。これで清掃は完了です。
4.水気を十分に拭き取ったら、お風呂場以外の風通しが良いところで保管しましょう。

また、カミソリの刃は長く持つものではありません。ものにもよりますが、なるべく2週間程度で替えるようにするとよいでしょう。

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足のぶつぶつを防ぐ正しいムダ毛処理

では最後に、足にトラブルを起こすことのない正しいムダ毛処理の方法について解説していきます。毛抜きなどを用いるよりは、カミソリの方が肌への負担を減らすことができるので、正しいやり方をマスターしていきましょう。

用意するもの

・清潔なカミソリ
・肌に合ったシェービングフォーム
・蒸しタオル

蒸しタオルに関しては、ごわついた肌を柔らかくするために使用するため、入浴中に行うのであればなくてもかまいません。

やり方

1.処理する部分にフォームをのせます。一気に全体にのせるのではなく、部分部分にのせるようにしましょう。
2.足の毛は、ひざ下から足首の方へ向かって生えています。この流れと同じように、上から下へ刃を滑らせていきましょう
3.力は入れずに、すーっと肌の上でカミソリを動かし、フォームをのせた部分のムダ毛を取り除いてあげます。
4.足全体の処理が終わったら、シャワーを使って優しく洗い流してあげましょう。

注意点

入浴中のケアの際に注意して頂きたいのが、処理後の入浴です。処理した後のお肌は刺激に敏感になっているだけでなく、湯船の中にいる汚れや菌によって炎症を起こしてしまう恐れもあります。

そのため、処理した後はすみやかに保湿するようにしてください。

毎日の処理はNG

毛を剃るということは、少なからず肌にダメージを与えることになります。そのダメージを毎日与えていては、いくら丁寧に保湿していても肌は炎症を起こしてしまうことがあるのです。

毛の周期は人それぞれですし、生える量や毛の濃さもさまざまですが、カミソリでのムダ毛処理は1週間に1度が限度と覚えておくとよいでしょう。

せっかく毛のない足を手に入れたのに、カミソリ負けや炎症を起こし、肌がかぶれてしまったりしては元も子もありませんよね。女性として毛の処理をすることはマナーのようになっていますが、まずは自分の肌を大切にすることが先決です。過度な処理や毛抜きで無理やり毛を引き抜くなど、肌を傷める行為はしないよう気を付けてくださいね。