どうして生理で体がむくむのか?むくみの元と善くする方法

生理のまえになると、なんだか体が重くなっているような感じがすることがあるでしょう。生理になってからもその状態は続き、ひどい人は1ヶ月の半分は、この症状で悩まされています。生理前から生理中にかけて、体が重くなり体重が増えてしまう原因は、実はむくみだったのです。生理と浮腫みにどんな関係があるのかということを知っておく事が必要です。

生理と浮腫み関係性についてご紹介いたします。また、生理前から生理中の浮腫みの対処法や、普段からむくみを予防する方法などもあわせてご紹介いたします。

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生理とむくみの関係性

<生理前>

生理前に体がむくむのは、黄体ホルモンが関係しています。このホルモンは、もともと体に栄養分や水分などを蓄積させる働きがあります。当然、体の巡りも悪くなることから、体に不必要な物を外に出す力が落ちてしまいます。その為体がむくみ、体重も増え、なんだか体が重く感じるという状態になってしまいます。

<生理期間中>

生理期間中、プロゲステロンは徐々に少なくなっていきます。それなのに、体が重い感じに一向に変化がない方が多いのではないでしょうか。これは、生理が始まると、体温が低くなっていく「低温期」という時期に入るからなのです。ご存知だと思いますが、体温が低くなると、代謝も悪くなります。生理が始まる前から黄体ホルモンの影響で体の外に出せなかった要らない物は、そのまま体の中に残った状態が続いてしまうので、むくんだ状態が継続されてしまいます。

どうして生理で体がむくむのか?むくみの元と善くする方法

 

生理前・生理中のむくみの対処法

<生理前>

生理前の浮腫みの原因は、先にもお話させていただいた通り、黄体ホルモンによるものです。体に要らない物をためがちになるので、それらを外に出すサポートをしてくれるものを摂ることがポイントになります。その為には、カリウムを含む物を積極的に摂りましょう。身近な物でカリウムを多く含んでいるものは、大豆製品です。毎朝の朝食に取り入れたりするのもいいですし、むくんで体が重くなる時期は、夕食を大豆製品中心の軽めの物にするのがおすすめです。また、こんぶやわかめ、ひじき、干しシイタケ、切干大根などにもカリウムがたくさん入っているので、これらを献立にとりいれるといいでしょう。

この時期は、むくみやすくなっているので、塩分の摂り過ぎには十分注意してください。また飲酒やコーヒー紅茶なども少し控えるように心がけてください。

<生理中>

この時期は、低温期になるので、体を温めることを常に意識するようにしてください。冬場は意識できても、夏場などはついつい薄着になりがちです。薄着になっても、腹巻きなどをするといった対策はするようにしましょう。また、帰宅したら、まず足湯をして冷えてしまった足元を温めるのもおすすめです。食べるものも体を温めるものを意識して摂取し、飲み物もなるべく温かいものを飲むようにしましょう。

また、糖分やカフェインなどの摂取も、身体を冷やす原因となります。生理前から生理が終わるまでは、なるべく控えることをおすすめします。そんなことすると、ストレスがたまるという方も多いかもしれません。まったく止めてしまうのは辛いので、いつもよりも意識的に摂取する量を減らすようにしましょう。

生理前も生理中もですが、ダイエットをされている方は、その間だけは一旦お休みするようにしてください。体重が増えて、身体もむくみ重たくなって太ったと感じてしまいますが、一時期だけのことです。生理が終盤になってくると同時に身体もスッキリした感じになってきます。生理サイクルを上手に利用する方が、スリムな体型を手に入れやすくなります。

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普段からむくみを予防する生活を!

生理前や生理期間中だけでなく、普段からむくみを予防することも大切です。むくみを予防する為の方法をご紹介いたします。

・身体を冷やさない

身体の冷えは、巡りの悪さにつながります。飲み物一つにしても、冷たい物ばかり摂取してしまうのはよくありません。日頃から、飲食の際には、なるべく冷たい物は控え、身体を温めてくれるものをとりいれるようにしてください。

・塩分に注意

塩分を摂り過ぎるとむくみやすくなるというのは有名です。むくみだけでなく、いろんな体調不良の原因ともなりえますので、日頃から塩分摂取には十分注意するようにしましょう。

・適度な運動をする

適度な運動ときくと、すぐに「ウォーキング」「スイミング」などのような物を想像されるのではないでしょうか。むくみを予防する為に必要な運動というのは、同じ姿勢を長時間続けることではなく、適度に体を動かすというものです。むくみに悩まされている方は、長時間立ち仕事をしていたり、オフィスワーク中心で、長時間座っている方に多い傾向があります。ずっと同じ姿勢を続けていることがむくみの原因になりますので、軽くラジオ体操してみたり、ストレッチをするだけでも効果があります。また、主婦の方なら、家事を機敏にこなすのも効果的です。

・水分の摂取に注意

浮腫みを摂る為に、とにかくお水などをたくさんとればいいと思われがちです。水を摂り過ぎるのも逆効果となってしまいます。大切なのは、いつ、どれだけ摂るかということです。効果的な水分の摂り方としては、起床してすぐに200ml程度のものを飲む。その後は食前と入浴前と入浴後に摂るようにします。これらを基本として、その他にも喉が渇いた時にはきちんと水分を摂るようにしてください。1日の理想的な水分摂取量としては、1500mlです。飲めばいいというものではないということを忘れないようにしてください。

・むくみとりマッサージ

顔や手、足など、部分的にむくみをとるマッサージをするのも予防の一つになります。浮腫みはどんどん溜まっていきます。今日の浮腫みは今日解消が基本です。できるときだけでもいいので、簡単なマッサージをする習慣も付けましょう。

・十分な休息を摂る

十分な休息をとることで、成長ホルモンが増加し、身体の巡りも良くなります。要らないものを外にだしやすくなるので、十分な睡眠をとることを心がけましょう。

どうして生理で体がむくむのか?むくみの元と善くする方法

 

浮腫みをスッキリさせよう!

浮腫みは溜まってしまいます。女性の方で足のむくみが気になる方が多いようです。足のむくみは、足を太くしてしまい、スタイルを崩してしまいます。そのひのうちにむくみをとるようにしましょう。

簡単な方法としては、寝る時に、足の下にクッションやバスタオルを何枚か重ねた物をおくだけでOKです。また、仰向けに寝て、手足を真っすぐ上に上げた状態でぶらぶらとさせると、たまった水分が流れてくれます。

日頃からむくみを予防することで、生理前や生理中のむくみにも自然と対応しやすくなっていきます。毎月悩まされるもので、女性にとってはとても憂鬱な時期になります。だからこそ上手に乗り切れるよう、しっかり対策してくださいね。