手足の冷えには敏感な女性も顔まで意識している方は少ないと思います。顔が冷えるといろいろなトラブルを引き起こすことがわかってきました。そこで今回は顔の冷えで引き起こされる、残念なトラブルや予防法をご紹介していきます。
顔の冷えとその原因
顔の冷えを意識していますか?またはしたことがありますか?手足といった体の冷えには敏感でも、顔まで意識しているという方は意外と少ないですね。
顔の冷えは様々なトラブルを引き起こします。
顔の冷えの主な原因は、肩こりや首こり。長時間同じ姿勢をしていることで起こりやすくなります。
こういったコリ症状が慢性化すると、顔への血流が滞り、顔が冷えます。
特に冬は体の中心部分の体温を保つため、体の末端部分への血流が悪くなってしまいます。そのため、顔の冷えは寒い秋冬に悪化することが多いのです。
秋冬になると目の下のクマが目立って嫌な思いをした方も多いと思います。これはこういったことが理由です。
まずは顔が冷えていないかどうかをチェック!
自分の顔の冷えはなかなかわかりにくいものです。顔の冷え度を調べるチェック項目がありますから、早速チェックを始めましょう。
チェックは暖房のかかっていない室内で行います。チェック項目はたった1つ、手で顔や首筋を触って冷たく感じるかどうかです。
触ってみて顔や首筋がひんやりと感じたら、顔が冷えている可能性が高いです。
手が極端に冷たくなっていたり温かくなっていると、きちんとしたチェックはできませんから、人肌になってからチェックしてくださいね。
顔の冷えが引き起こすトラブル
顔の冷えは女性にとってとても残念なトラブルが引き起こします。顔の冷えは手足ほど気にしている方も少ないので、症状が悪化しがちです。
シワができる
血流が悪くなって、お肌に必要な栄養素が行き届かなくなります。皮脂や汗を作り出す機能も衰えてしまい、シワができやすくなります。
◆参考記事:眉間のシワをなくす3つの方法
顔がむくむ
血行が悪いと老廃物もスムーズに排出されません。老廃物がたまりむくみを引き起こし、脂肪をつけやすくするため、小顔とは真逆になってしまいます。
万年クマ
顔のトラブルの中で常に上位に入る目の下のクマ。顔の冷えは目の周りの血行を滞らせ万年クマを引き起こします。
シミができる
シミと顔の冷えは無関係に見えますが、血流悪化はターンオーバーにも影響を与え、肌の生まれ変わりに時間がかかります。メラニン色素が排出されずに蓄積し、シミができやすくなります。
肌がくすむ
ターンオーバーが乱れると、古い角質がうまく剥がれずにたまってしまいます。古い角質は肌をくすませる大きな原因に。
肌が乾燥する
顔は洋服でガードされずに常に外気にさらされているため、外部刺激を受けやすいですね。皮脂や汗を分泌する機能が低下してしまうと、外気の影響を直接受けるので乾燥が進みます。
顔が冷えると顔の老化が進行するのです。
顔の冷えを改善する方法
顔の冷えチェックで顔や首筋がひんやりと感じたら、冷えている可能性が高いです。冷えは改善しなければ老化は進行していきますから、積極的に改善しましょう。
顔の筋肉を鍛える
顔には表情筋といわれる筋肉があります。体同様、表情筋も鍛えられます。
筋肉は年齢に関係なく鍛えられるので、いつ始めても遅くありません。
一見難しそうに思いますが、簡単に鍛える方法が「笑顔」です。意識的に笑顔を作ると、効果的に表情筋が鍛えられます。
他にも普段しない表情や、大げさに表情をあらわすのもおすすめです。
首や肩をマッサージする
マッサージで顔の血流をアップさせると冷えは解消されます。
ただし、間違った力の入れ方やマッサージ方法だと肌を傷めたりシワやシミを作ってしまうことがあります。効果的なのは首や肩のマッサージです。
首や肩の血流が良くなれば自然と顔の冷えが改善されます。肩こりや首こりで悩んでいる方は、このあたりの血流が悪くなっているので、積極的にマッサージを取り入れましょう。
◆参考記事:肩こり改善リンパマッサージ
顔の冷えを予防する方法
どんなに高級な化粧品を使っても、冷えが改善されない限りは良い効果はあらわれません。まずは日々冷えを予防することが大切です。
顔の冷え予防には血流アップが効果的です。
軽い運動やストレッチなどがおすすめです。お風呂もシャワーではなく毎日湯船につかって体を芯から温めるのも有効な予防法です。冷えに効く入浴剤などを使うのも良いでしょう。
また直接冷やさないように、水洗顔を避けたり、スキンケアをするときにまずは手を温めてからつけるなど工夫も必要です。
顔は外気の影響を直接受けますから、寒い季節は一層顔の冷えが悪化します。寒い季節は外気から顔を守るため、マスクをつけるのもおすすめです。
今、顔の冷えを感じていない方もアンチエイジングのため予防対策をおすすめします。顔の冷えはちょっとしたことで予防できますから、冷えを起こさないよう早速今日から実践しましょう。