20代女子の間で増える「ほうれい線」の悩み、消す方法はある?

「ほうれい線はおばさんになったらできるもの」と思っていたのに気づいたら口の周りにうっすら線が現れていたと悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

実際、20代でほうれい線が現れる人も少なくありません。

今回は20代でできるほうれい線の原因や解消法についてご説明いたします。ほうれい線が気になったら、早めの対策で美しい肌をキープしましょう。

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20代でほうれい線ができる原因

ほうれい線は加齢が原因でできるものと思われていることが多いですが、実際には20代でほうれい線が目立っている人も多いです。それでは、20代でほうれい線ができるのはどうしてなのでしょうか。

20代でほうれい線ができる原因として考えられるのは以下の5つです。

紫外線の影響

暑い夏しか紫外線対策をしていないという人や外で活動する人に多いのが紫外線の影響によるほうれい線です。

私たちの肌は紫外線の影響を受けると、紫外線から身を守るために活性酸素を作ります。特に、直射日光を浴びたときは、強力な紫外線の影響から体を守るためにたくさんの活性酸素が作られます。

ところが、活性酸素は肌にとって悪影響を及ぼします。活性酸素による悪影響の一つがコラーゲンとエラスチンの減少です。

この2つはハリ・弾力を守る機能を担っています。紫外線を浴びて活性酸素が増加し、コラーゲンやエラスチンが減ると肌にハリと弾力がなくなってほうれい線をはじめとするシワができるのです。

表情筋の筋力不足

表情筋とは顔の皮膚の下にある筋肉の総称です。

表情筋は皮膚を支えてハリをキープする働きがありますが、この筋肉をあまり動かさずに筋力がなくなると、皮膚を支えきれずにたるみが起こり、ほうれい線につながります。

乾燥

肌が乾燥すると皮膚の水分が失われます。水分がなくなると肌の弾力やハリがなくなり、皮膚がたるんでほうれい線が現れます。

むくみ

塩分の多い食生活を続けていたり、姿勢が悪かったりすると顔に現れるのがむくみです。

顔がむくむと肌が重くなり、表情筋が肌を支えきれなくなって、皮膚がたるみます。頬の皮膚がたるむとほうれい線などのシワにつながります。

骨格の影響

特に原因が見つからないのに、20代でほうれい線が出ている人は骨格の影響も考えられます。

特に頬骨が高い人や丸顔の人はほうれい線が目立ちやすかったり、顔の皮膚がたるみやすかったりするので、若い時期からほうれい線に悩む人が多いです。

20代女子の間で増える「ほうれい線」の悩み、消す方法はある?

ほうれい線を消す方法

20代でほうれい線に悩むのは辛いです。どうにかしてほうれい線を解消したいと考えている人は「あいうえお体操」と「舌回し体操」で表情筋のトレーニングをしましょう。

あいうえお体操

あいうえお体操は簡単にできる表情筋エクササイズですが、しっかりと顔の筋肉を使うことが大切。顔全体を使って「あいうえお」と発音し、ほうれい線を改善しましょう。

あいうえお体操のやり方

1.目を見開き、大きく口を開けて「あ」と発音
2.顔を横に引っ張るように意識して「い」と発音
3.口をすぼめて、唇を前に突き出し「う」と発音
4.舌を出して上を向け「え」と発音
5.口を縦に大きく開けて「お」と発音

一つの音に付き、5秒程度キープすることを心がけましょう。慣れてきたら、一音8~10秒キープするとほうれい線の解消に効果的です。

舌回し体操

舌回し体操は表情筋トレーニングだけでなく、血行促進にも効果を期待できるエクササイズです。

毎日継続して舌回し体操をすると表情筋の筋力低下によるほうれい線のほかに、むくみによるほうれい線の解消にも役立ちます。

舌回し体操のやり方

1.口をしっかりと閉じます。
2.舌を唇に沿わせるようにしてゆっくりと右に回します。この時、目も同じ方に動かします。
3.反対側も同じようにして舌と目を回します。
4.3回繰り返します。
5.顎から首筋を両手で軽くさすります。

慣れてきたら、回数を10~20回に増やしましょう。短時間でできるので、1日3セット程度行うとほうれい線の解消に効果を期待できます。

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ほうれい線の悩みがなくてもやっておきたい対策

今はなくても年齢を重ねると少しずつ現れてくることが多いです。弾力のあるきれいな肌をキープするためには、今から少しずつ対策をしていきましょう。

ほうれい線の悩みがなくてもやっておきたい対策は次の4つです。

適切なスキンケア

ほうれい線のない肌をキープするためには肌のハリを保つことが大切です。

乾燥が気になるときは保湿タイプのスキンケア、紫外線の影響が気になるときはUV対策をして水分やコラーゲン、エラスチンの減少を防ぎましょう。

ハリがなくなってきたら、アンチエイジング用のスキンケアグッズを使用するのもおすすめ。早めに対策をするとほうれい線を予防できます。

適度な運動

運動をしなければ、血行が悪くなって肌がむくみ、ほうれい線につながります。ウォーキングやヨガなど続けやすい運動を継続して、血行不良を予防し、むくみが原因のほうれい線を予防しましょう。

よく笑う

良く笑うと、自然に表情筋が鍛えられます。楽しいことがあれば良く笑い、表情筋を使いましょう。

姿勢の改善

姿勢が悪いと血行も悪化し、皮膚の細胞に栄養が行き渡らず、肌がたるみます。また、猫背の人は顔が前に出るので、皮膚が重力に負けてたるみやすいです。

皮膚がたるむと、将来ほうれい線ができます。姿勢が悪いと自覚している人は背筋を伸ばし、正しい姿勢で過ごすことを心がけましょう。

20代女子の間で増える「ほうれい線」の悩み、消す方法はある?

20代のほうれい線は努力で改善しよう

ほうれい線が現れても対策をせずに放っておくと、どんどんと溝が深くなり、さらにほうれい線が目立ちます。

20代でほうれい線が気になりだしたら、早めの対策で改善を目指しましょう。あいうえお体操や舌回し体操を続けると、少しずつほうれい線が薄くなってきますよ。