足が重だるくて夕方になるとむくみがひどい・・
靴下の後が消えなくて恥ずかしい・・
パンパンのふくらはぎを足痩せしたい・・・
そんな足のむくみや冷えによる下半身太りにお悩みの方必見の「かっさマッサージ」についてお届けします。かっさマッサージが気にはなっていたけど、まだ試していないあなたも、すでにやってるよという方も、より効果のでるポイントを押さえながらご紹介しますので、まずは目を通してみて下さいね。
「かっさ」とは
まずは、かっさの歴史やマッサージ使用するかっさプレートについてご紹介しますね。
「かっさ」の歴史は古い
雑誌などでも紹介されているため、最近できた美容法かなと思っている方もいるかもしれません。しかし実にその歴史は2500年前にもさかのぼるとされています。
「刮痧(かっさ)療法」というのがこれからご紹介するかっさマッサージの元となっているのです。ツボや経路という医療が古くから発達していた中国で民間療法として重宝されていたというからその効果もお墨付きですね。
東洋医学をベースとしていて、皮膚にある反射区や経路を刺激することで血液内の毒を排出し、流れをスムーズにするというデトックス療法です。反射区というと一番イメージしやすいのは足つぼでしょうか?その原点とも近いのがかっさだと覚えておきましょう。
かっさプレートとは?
続いてかっさマッサージに使用するかっさプレートについてご紹介しますね。
かっさプレートは、美容アイテムとしてドラッグストアや100円ショップなどでも取り扱われているので、あの不思議な形の板を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。パッと見はヘラのような形をしていますが、すべての商品がまったく同じ形をしているわけではありません。
かっさプレートは大きく分けて以下の3つの部位に分かれています。
- 先端の少し尖った部位
- 凸凹と波打った部位
- 長めの直線部位
これらの部位を上手に使い分けてマッサージすることで足痩せ効果も増大するのです。
材質は石や水牛の角といったものをはじめ様々なものがあります。また大きさや形も色々ですので手で持ちやすくご自分にあったものを選ぶようにしてくださいね。
かっさマッサージの効果
かっさマッサージをすることで得られる効果がどれほどのものか気になりますよね?やり方をご紹介する前に、まずは注目すべき効果を箇条書きでご確認ください。
- 足痩せ
- むくみ解消
- 足先の冷え解消
- 足をすべすべお肌にする
- 足のだるさの解消
- 便秘の緩和
- 肩こりや腰痛の緩和
- 身体の疲労感の緩和
足に関係する効果はもちろんのこと、別の部位にも効果が実感できてしまうって驚きですよね。
これらのうれしい効果は、かっさプレートを使うことで指ではアプローチできない深部にもしっかり刺激を与え、血流が劇的に改善されるからです。前述したかっさプレートの3つの部位のカーブや凹凸には深い意味があったのですね。
セルフマッサージではありますが、かっさプレートを使うのでもちろんご自身の手の疲れもそこまで気にならないのが高ポイントだと言えるでしょう。
かっさマッサージの必要アイテム
では、いよいよ足痩せを実現するのに注目すべきかっさマッサージ本題に入っていきましょう。かっさマッサージをするために必要なアイテムを簡単にご確認ください。
まず必要なアイテムはたった2つです。
- かっさプレート
- オイルやクリーム、ローションなど
ここでいうオイルなどは、かっさプレートの滑りをよくすることがポイントとなります。そこで普段使いしているものでまったく問題ありません。もちろんお肌に良いものを使用しさらに美肌効果を狙う、お気に入りの香りでリラックス効果をプラスするのも楽しんで続けるコツになるかもしれませんね。
かっさマッサージの方法
では、かっさマッサージの準備から手順を追ってやり方をご紹介しますね。
かっさマッサージのルール
かっさプレート自体や滑りを良くするオイルなどは特にこれというのはありませんが、マッサージをする際のルールがありますのでご紹介しますね。
- あちこちにランダムに動かさずに、一定の方向へ動かすこと
- 力を入れ過ぎはNG!!さする程度に優しく
- 1箇所につき3〜5回を目安にさすること
- かっさの滑りが悪くなったらオイルを追加してから続けること
これらを守ってマッサージすることでかっさマッサージの効果がより出やすくなりますので頭の片隅に置いておいて下さいね。
準備体操
かっさマッサージをはじめる前に、準備体操として足首をほぐすとより効果的だとされています。
- 座った状態で、ゆっくりと足首を前後に5回程度動かしましょう。
- 足首を大きく右回し、左回しに動かしてください。
これで準備体操は完了です。オイルなどをまずは手のひらで温めてから、足の裏から太ももまで全体的に塗り、マッサージに入りましょう。
1.足の甲
かっさプレートの凹凸部分を使って、足の甲を5回程度さすっていきましょう。
足の指の間にある骨に沿うように、つま先から足首に向かって動かしていくのがポイントです。骨に当たると痛いので気を付けて下さいね。
2.足裏
かっさプレートの凹凸部分を使って、足裏をつま先から踵に向かって5回程度刺激しましょう。
足の裏は広い範囲がありますので、ラインを変えながらそれぞれ5回行ってください。痛気持ちいいぐらいの力加減がポイントですよ。
3.くるぶし周り
今度はかっさプレートの尖った部分を使って、くるぶしの内側を円を描くようにさすっていきましょう。
回数は3〜5回を目安にし、左右の足とも行ってくださいね。
4.ふくらはぎと膝下
ふくらはぎ全体を足首から膝下にかけて、かっさプレートの尖った部位以外でさすりましょう。
ふくらはぎに対して当てる角度がポイントで、約45度斜めに添えるようにし、押し上げるようにやや強めにアプローチしましょう。ふくらはぎのお肉がある部位だけでなく、反対側も含め広い範囲をさすってくださいね。
5.膝裏
リンパが多く集まっている部位でもある膝裏はかっさプレートの凹凸がある部位を使ってほぐしましょう。
効いてるなと感じる程度で10秒ほどかけて丁寧に行ってくださいね。老廃物を排出するデトックスには効果的な部位ですよ。
6.太もも
最後にアプローチするのは太ももですが、使用する部位はかっさプレートの尖った部位以外です。
- まずは前側を、膝上から太ももの付け根に向かってさすってください。
- 次に裏側を膝裏の少し上からお尻に付け根にむかってさすりましょう。
太ももの裏側をさするときは、ふくらはぎの裏側と同様に、かっさプレートの角度を斜め45度に構えるのがポイントです。太ももは筋肉が大きい部位ですのでしっかり力を入れて行いましょう。
7.太ももの付け根
最後にリンパの流れをよくするために行いたいのが、太ももの前側の付け根、つまり股関節です。このときは、かっさプレートの尖った部位で少ししっかりと刺激するようにしましょう。
リンパ節の集まった太ももの付け根をさすった後は、仕上げとして内側から外側に向けてリンパを流すようにさするのがポイントです。
かっさマッサージの効果をあげるコツ
では、かっさマッサージの効果をよりあげるために知っておきたいポイントを3つご紹介しますね。
1.お風呂上りに行う
1つ目はタイミングですが、これはお風呂の後が最適です。
特に冷え性の方などは湯船に使った後に行うことで、身体も温まっているので、より血流改善がはかれますよ。
2.元気なときに行う
2つ目はあなたの体調ですが、元気なときに行いましょう。
身体が重いな、足がだるいなという時は、もちろんかっさマッサージに最適な時でしょう。しかし熱っぽい、風邪かな?といった体調不良の時は避けてください。効果も出づらくなってしまいます。
3.前後の水分補給をしっかりと!
3つ目は水分補給です。
運動などをする前後も水分補給が大事と言いますが、かっさマッサージにも同じことが言えます。血流をあげ、リンパの流れを改善させるために、水分をマッサージ前後にとることが大切です。老廃物をしっかり洗い流して、スッキリな美脚を手に入れるために、コップ一杯程度のお水を前後にとりましょう。
マッサージする時の注意点
かっさマッサージの後と前では多くの方が足の太さの違いを実感するものです。
そうなると嬉しくなって無理をしがちですが、やりすぎは逆効果になることもあります。そこで、かっさマッサージをするにあたって知っておきたい注意点を4つご紹介しておきますね。
1.力の強さ
かっさマッサージをのやり方のところでも「さする」という言葉が使われているのにお気付きでしょうか?かっさマッサージは摩擦により血流をあげることを主としています。
あまりにも強い力でしてしまうと筋肉を傷めてしまったり、皮膚を傷つけることにもなりかねません。痛気持ちいいぐらいの力加減を意識しましょう。
摩擦が起こるため、どうしてもマッサージをした部位は赤くなりがちです。しかし数分もすれば消えていきます。万が一、強くやり過ぎてしまい、翌日もヒリヒリ痛む、歩くと痛いといった場合は医療機関にご相談くださいね。
2.食後を避けよう
食後すぐは避けてください。それは消化を妨げてしまい、胃もたれなどの原因やお腹を壊すといったことを避けるためです。30分から1時間程度は時間を空けて下さいね。
3.毎日は避けよう
習慣のように毎日するのがいいと思いがちですが、お肌に負担をかける可能性もあります。週に1〜2度で十分ですので、気軽な気持ちでやっていきましょうね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?比較的無理のない頻度で手軽にできるかっさマッサージ、その割に効果大はうれしいですよね。かっさプレートを1つ持っておくと、フェイスラインなどにも使えるのでおすすめですよ。
ひとまず足痩せを目指し、今日からはじめてみませんか?