タンスを臭くしてしまう3つの原因と、今すぐできる臭いの取り方

タンスが臭いと中に入っている衣類まで臭いがついてしまうことになります。せっかくおしゃれしたお洋服が臭いと印象も悪くなるものです。

タンスを臭くする3つの原因と、臭いの取り方についてご紹介します。

広告

タンスを臭くしてしまう原因とは?

ではタンスを臭くしてしまう3つの原因について見ていきましょう。

1.湿気によるもの

タンスを臭くしてしまう原因1つ目は「湿気」によるものです。これが最も大きな原因です。

タンスは小さく閉鎖的なスペースであることから、一度湿気が溜まるとなかなか抜けず、臭いがこもりやすくなります。

またきれいに乾いていない洋服をタンスに片づけることで湿気が発生することもあります。そこから生地の上に細菌が繁殖してしまい、嫌なにおいの元になってしまうのです。

細菌として最も多いのがカビです。湿気とある程度の温度があるとカビが増えやすくなり、太陽が当たらないことからかっこうの住処となってしまうのです。

また引き出しの継ぎ目などあまり目にしない部分にもカビが生えやすいので注意が必要です。

2.ナフタリンの香りによるもの

衣類の臭い防止に防虫剤を使用している方に多く見られるケースです。防虫剤の成分としてナフタリンが多用されており、その匂いがタンスにしみついてしまうというケースも少なくありません。

特に木製のタンスは非常に臭いが染み込みやすいことから、一度臭いがついてしまうと木目にまで染み込んでしまいなかなか取れません。そういった意味ではプラスティックのタンスの方が臭いがつきづらい傾向にあると言えます。

3.化学物質によるもの

タンスを組み立てている接着剤などに含まれる独特なにおいがタンスを臭くするケースも多くあります。

また塗料に含まれているホルムアルデヒドやキシレン、トルエンといった化学物質も独特の嫌な臭いがしがちです。特にタンスが古くなるとそれらの臭いが目立ち始めますので、そうなると新しいタンスに変えるのがベターでしょう。

タンスを臭くしてしまう3つの原因と、今すぐできる臭いの取り方

タンスの臭いの取り方

ではここからは、タンスの嫌な臭いの取り方についてご紹介していきます。

1.天日干しをする

特に湿気などは太陽に当ててやることが有効です。衣類などは半日程度日に当ててやるとしっかりと乾燥し臭いもなくなります。雨が少ない時期を選んで衣類を干し、あわせてタンスの引き出しも天日干ししてください。

意外に見逃しやすいのがタンスの裏側のカビや湿気です。濡れぞうきんなどで拭いた後に表裏共に天日干しするのがおすすめです。

天日干しの効果をよりアップさせるためには、重曹でタンスの中を拭いてあげることです。臭いをきれいに取るには臭いを消す働きがある重曹が非常におすすめです。

2.漂白剤を使用する

カビが既に生えているタンスの場合、漂白剤を薄めて作った水で拭くとより臭いが取れやすくなります。

ただし、漂白剤がタンスにシミを作ることも考えられるのでまずは目立たないところを拭いて、シミにならないことを確認した上で使用しましょう。

そしてタンス全体を拭いた後は空拭きをした後、日光で乾かしてあげるのが大切ですよ。これによって漂白剤の臭いも残らなくなります。

3.炭や重曹で臭いとり

臭いを消すものとして、げた箱などに使われることも多い炭や重曹をタンスの中に置くという方法もあります。重曹はシートなどにくるんでやり、こぼれないように注意をしてくださいね。

またあまり知られてないかもしれませんが、固形の石鹸を細かく砕いたものを不織布などにくるんでおいておく方法もおすすすめですよ。

4.新聞紙をしく

タンスの内側の服を置く場所にはシートなどを敷いている方が多いですが、湿気を取るためには代わりに新聞紙を置く方法がおすすめです。新聞紙のインクには防臭効果もあることから嫌なにおいを取り去ってくれますよ。衣替えの季節ごとに取り換えてやるとより効果的です。

広告

タンスの臭いを予防する方法

では最後にタンスが臭くなってしまうことを防ぐためのポイントをいくつかご紹介していきましょう。

1.衣類の詰め込みすぎに注意

タンスが服でパンパンになっている方もいますが、こうなると空気が流れなくなるため、湿気が溜まりやすい環境になってしまいます。

その為、出来るだけ隙間をあけて余裕を持った収納をするように心がけましょう。さらに、衣替えの際にはタンスから衣類を出してしまい、天日干しをしてあげると服だけでなくタンス自体もリフレッシュすることが出来ます。

またタンスの引き出しを定期的にあけはなし、扇風機をかけるなどして風を通す癖をつけましょう。

2.洋服を乾かしてから片づける

夏場は割と洗濯物はカラッと乾きますが、梅雨時期や夕方まで出していた洗濯物は若干湿り気が残るものです。それをそのまま風通しの悪いタンスに片づけてしまうと、タンスの嫌な臭いを増長させてしまいます。

乾燥機にかけてから片づける、ドライヤーなどをあてて湿気を飛ばすなど、きちんと乾かしてからタンスにいれることを意識してください。

洗濯が終わったらタンスにポイではなく、洗濯物がきちんと乾いているのか確認し、臭いを防ぐことはもちろん、定期的にタンスの換気を行うことで嫌な臭いを防いでいきましょう。