道具もいらない、たった5分、どこでも出来て美容や健康に効果ありのストレッチがあることを知っていますか。「足指を広げるだけ」ストレッチです。
普段、あまり足の指に関心を持つことは少ないかもしれませんが、足の指を広げるだけで様々なメリットが期待できるのです。今日は、「足指を広げるだけ」のストレッチで得られる効果とやり方についてご紹介します。
実は足指を広げられない人が多い!
まずは、座った状態で裸足になり足の指を広げてみましょう。
簡単に広げることが出来ましたか。なかなか広げることが出来なかったという方も落ち込む必要はありませんよ。実は、足の指を上手に広げることが出来ない女性が増えているのです。女性は幅が狭い靴やヒールを履いたり、ストッキングなどで足が締め付けられた状態で過ごす時間が長いため、足が凝り固まってしがいがちなのです。
しかし、上手に足の指を広げられなかったという人でも、今日ご紹介しますストレッチを毎日続ければ、上手に広げられるようになりますので安心してくださいね。
足指を広げるストレッチの効果
足の指を広げるストレッチには以下のような効果があります。
冷え性の改善
足は第二の心臓という言葉を耳にしたことはありませんか。体の中を巡る血液は心臓から出され、心臓へ戻ってくることで循環しています。しかし足は心臓から最も離れた場所にありますよね。そこで、足がポンプとなり、心臓へ血液を戻す働きを行っているため第二の心臓と言われているのです。
この第二の心臓は足が凝り固まった状態では上手く働くことができません。足の指を広げることによって、血流が良くなりますので、血流が良くなれば、自ずと冷え性も改善されることになります。
むくみ解消
足の指を広げることによって血液の流れが良くなると、同時にリンパの流れも良くなります。足がむくんでしまう原因の一つがリンパの滞りですので、足指を広げるストレッチは足のむくみ解消にも効果的なのです。
姿勢が良くなる
立ち姿勢が綺麗な人は、足の指、足の裏全体を使用して姿勢を保っています。ですから、足の指が凝り固まってしまうと、足の指を使わず足の裏だけで体を支えようとするため、姿勢が悪くなってしまうのです。
腰痛やひざ痛の予防
悪い姿勢が習慣化してしまうと、腰や膝に負担をかけてしまい、腰痛やひざ痛の原因となります。足指ストレッチで姿勢改善をすることは、自ずと腰痛やひざ痛の予防にも繋がるのですね。
疲労回復
足つぼマッサージという言葉で知られるように足裏には沢山のツボが存在しています。このツボは実は足裏だけでなく足の指にも存在しているのです。足指を広げるマッサージで足の指のツボを刺激してあげると疲労回復効果も期待できますよ。
足指を広げるストレッチのやり方
では、具体的に足指を広げるマッサージのやり方をみていきましょう。
手と足をギュッと組む
まず床に座り足をまっすぐ伸ばします。マッサージする方の足を伸ばした足の膝の上に乗せ、右足をマッサージするのであれば左手の指を、左足をマッサージするのであれば右手の指を足指の間へ入れましょう。5本の指がそれぞれの指の間の奥にまで届くようギュッと入れてくださいね。足の指と手の指を組むことが出来たら、その状態でゆっくり回すと更に効果的です。これを両方の足で行いましょう。
足指を前後にストレッチ
座った状態で、まず親指を奥へ、人差し指を手前に引っ張ります、次に人差し指を奥へ中指を手前にというように全ての指を前後ろ前後ろの順で引っ張ってあげましょう。やってみると、意外と足の指が凝り固まっているのを感じることが出来るでしょう。
タオルを足の指で手繰り寄せるストレッチ
椅子に腰かけた状態で、床に置いたタオルを足の指だけでぎゅぎゅと手繰り寄せると足の指を鍛えることが出来ます。簡単なようで、なかなか難しいですので一度試してみてくださいね。
グー・チョキ・パーストレッチ
足の指がある程度自由に広げられるという方には足の指でグーチョキパーストレッチをするのもオススメです。足の指を広げる動きも、ぎゅっと握る動きも鍛えることができますので、効果的なストレッチといえます。
このグー・チョキ・パーを、手を使わずに足だけで出来るということは足の指を滑らかに動かすことが出来るということを意味しますので、このグー・チョキ・パーがすんなり出来ることを目標に足指を広げるストレッチをするのも良いかもしれません。
まとめ
足指を広げるストレッチは血流の改善や、姿勢を良くする効果など、簡単でありながら女性に嬉しい効果が期待できます。今日ご紹介しましたストレッチは、どれも手軽に行えるものばかりですので、帰宅後、お風呂に入ってテレビを見ながらでも是非試してみてくださいね。
また、ヒールや幅が狭い靴を日常的に履いていると足指が凝り固まってしまいます。しかし、女性の場合、仕事などでヒールを履かずに過ごすことは難しい方もいらっしゃるでしょう。そのような場合には、オフの日はヒールを避けたり、通勤時にはスニーカーなどの足指の自由が利く靴にしたりと、足の指が常に固まった時間が常態化しないよう注意するようにしましょう。