「ティーツリーオイル」の2つの効果を活かした使い方と注意点

アロマは私たちの心と体にとてもいい影響をもたらしてくれます。たくさんあるアロマオイルの中には、ウィルスなどに効果があるものなどもあります。近年、冬場には特に注目され話題となるようになったティーツリーオイル。

まだこのオイルの事を詳しく知らない方の為に、いったいどんなオイルなのか、どんな効果を得ることができるのか、使い方や注意点などをご紹介いたします。アロマオイルを上手く生活に取り入れることで予防できる病気もあるので、是非参考にしてください。

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「ティーツリーオイル」とは?

オーストラリア原産の常緑樹の葉からとれるものです。古くから原住民アボリジニの間では、薬として重宝されています。昔から自然の物の中で薬効のあるものを見つけ出し使われているものが多いですよね。その中の一つです。

アボリジニの方たちは主に、このティーツリーオイルを頭痛や風邪、傷口の感染症の治療薬として利用しています。その他にも、様々な症状にこのオイルを使用していました。

海を渡り、アメリカなどで研究された結果、「抗菌」「抗真菌」「殺菌」などの作用があることがわかり、幅広くこのオイルが用いられるようになり、現在は日本でも広く用いられるようになっています。寒い季節になると、必ずこのティーツリーオイルに注目が集まるのは、インフルエンザや風邪の予防に高い効果があるとされているからです。

このオイルの香りにはいろんな意見がありますが、花のような甘い香りの中に、しっかりとグリーン系の香りがして、とてもスッキリとした優しい香りになっています。感じ方には個人差がありますので、中には少し薬っぽい香りと感じる方もいます。
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「ティーツリーオイル」の2つの効果を活かした使い方と注意点

ティーツリーオイルの効果

1.抗感染作用

インフルエンザや風邪を防ぐ為に、このオイルはとても有効です。免疫力もアップしてくれる効果があるので、予防策の一つとしておすすめです。

2.抗殺菌作用

高い殺菌作用があるので、うがいの時に使うことで口臭予防ができます。お口の中の雑菌なども殺菌してくれるのですが、インフルエンザウィルスも殺菌してくれるのがこのオイルのすごいところでもあります。

ニキビにも高い効果が認められています。天然植物由来成分になるので、お子様でも安心して使うことができるのです。ただし、使用する時は、パッチテストを行ってから塗るようにしてください。

3.リフレッシュ作用

アロマですから、リフレッシュ効果もあります。疲れやストレスが蓄積されると、どうしても気持ちまで落ち込みがちです。このオイルには脳を活性化させてくれる効果があるので、イライラを抑えて、リフレッシュさせてくれる効果があります。

4.抗真菌作用

真菌で代表的なのは、水虫です。ティーツリーオイルは抗真菌作用があるので、水虫にも効果が期待できます。また、女性特有のカンジダ症にも効果があります。ただし、使用する際は、十分注意してください。

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効果を活かした使い方

1.風邪やインフルエンザ

予防に使う場合、お部屋でティーツリーオイルを焚いたり、アロマストーンを使ってお部屋に香りを広げます。室内の空気を殺菌してくれます。また、うがいの時に、1滴だけコップにたらし、水を入れてうがいをします。お口の中にある雑菌やウィルスを殺菌してくれます。

2.ニキビ

先にも書きましたが、めん棒などの先にオイルをつけて患部に塗ります。ただし、原液はとても刺激が強いので、初めて使う方やお肌が弱い方などは、キャリアオイルであるホホバオイルやアーモンドオイルなどで薄め、パッチテストをしてから使うようにしてください。

3.水虫

お湯にオイルをたらして足湯をします。お湯の温度は42度にして、オイルの量は2滴にしてください。洗面器やバケツを使い、10分程度がおすすめです。途中で足し湯をすると濃度が薄まって効果を得られないので、足し湯は厳禁です。ただ、お湯がどんどん冷めてくるので、足を湯につけたら、上からタオルやラップなどをかぶせて、お湯が冷めないよう工夫することをおすすめします。

4.カンジダ

カンジダの場合、座浴が効果的です。洗面器にお湯を入れて、そこにオイルを4~5滴たらし、座浴をしてください。その他には、トイレの後のきれいなお肌に、精製水で薄めたオイルをティッシュにスプレーして、それを患部にあてます。または、患部に直接スプレーして拭きとります。ただし、濃度には十分注意しましょう。

注意点

原液はとても刺激が強いので、キャリアオイルや精製水、ミネラルウォーターなどで薄めて使うようにしてください。使用する前には、必ずテストを行ってからにしてください。濃度が濃い物を耳に使うのは悪影響を及ぼします。ひどい場合は難聴になることもありますので、感染症だからといって使用するのは絶対にやめてください。

当然ですが、飲むのは厳禁です。また、子供のボディーソープなどに混ぜで使うのも止めましょう。全身に使用するのは副作用がでますので、避けてください。ペットに対しての使用も、中毒症状がでますのでやめてください。

女性の方で、妊娠初期に当たる方はこのオイルの使用は避けるようにしてください。また、妊娠初期を経過してからも、ティーツリーオイルに限らず、アロマを使用する際には、必ず医師に相談してから使用するようにしてください。

「ティーツリーオイル」の2つの効果を活かした使い方と注意点

医薬品だと思って扱いましょう

ティーツリーオイルは万能薬です。高い殺菌力や抗菌、抗真菌力があります。使用する時は医薬品だと考えて、十分注意することが必要です。アロマオイルの一種なので、安易に扱うと肌があれるだけではすみません。

特に、お子様に使う時には濃度に十分注意して、肌に付ける際には必ずテストを行ってから使用するようにしてあげてください。

ティーツリーオイルは、正しい使い方をすれば冬場の病気対策に高い効果が期待できます。リフレッシュ効果もあるので、お部屋の芳香剤としてもおすすめです。ただし、香りには好みがありますので、店頭などで香りを確認してから購入することをおすすめします。