立ちっぱなしの仕事などで、夕方になるとふくらはぎがむくんでしまうといった悩みはありませんか。体の中でも足は痩せやすい場所ですが、同時に水分がたまりやすいことからむくんで、体がそれほど太っていなくても、足の太さが目立ってしまうこともあります。逆にいえばふくらはぎがすっきりすれば、足全体がきれいに見えるのです。そこで今回はふくらはぎ痩せに役立つグッズやふくらはぎ痩せのためにしたいことをご紹介します。
理想のふくらはぎとは？
バストやウエストは服を着るときなどに測る機会が多いのですが、ふくらはぎなど足のサイズを測ったことはないという人も多いのではないでしょうか。痩せている方がきれいだと考えがちですが、実はバランスの取れた体型が最も美しく見えます。
下着メーカーで有名な、株式会社ワコールが、日本人の理想の体型を数値で表したのがゴールデンカノンという6つの指標です。身長と体重のバランスに加え、バストとウエスト、ヒップのサイズのバランスなどの理想の数値があげられていますが、太ももは身長に0.3、ふくらはぎは身長に0.2、足首は身長に0.12をかけた数字が理想の太さです。身長が156cmの人の理想のふくらはぎは、31.2cmということになります。
痩せた体というと、芸能人やモデルの方を目標にしがちですが、それぐらいの体重やふくらはぎの細さを目指すと、標準体重から見るとかなり痩せすぎの状態になります。今回ご紹介した測り方で、理想のサイズを目指していきましょう。
ふくらはぎが太くなる原因
足は体の中でも痩せやすい場所ですが、油断をするとすぐに太くなってしまうのがふくらはぎです。体が痩せていても、ふくらはぎが太いとアンバランスに見えてしまい、足全体も太く見えてしまいます。ふくらはぎが太くなってしまう原因としては、以下のようなことが考えられます。
むくみによるもの
ふくらはぎは第二の心臓ともいわれ、下半身にたまった古い血液を心臓に送り返す役割を持っています。ただ水分や老廃物がたまりやすく、ふくらはぎのポンプの働きがそれに間に合わないとだんだん血液の流れが悪くなっていきます。そうなると足がむくみ始めるのです。
むくみは体の冷え、長い時間同じ姿勢でいる場合にも、ふくらはぎの筋肉が硬くなり、血行か悪くなることでも起こります。
脂肪が付いている
摂取カロリーが多いと脂肪ができやすくなり、体のあちこちにたまっていきます。さらに運動不足などで体の筋力が低下していると、食べたものがエネルギーに変換されなくなってしまい、さらに脂肪がつくという悪循環に陥ってしまいます。
筋肉太りによるもの
普段から激しい運動をしている人は、足にも筋肉がついていますが、その筋肉が硬くなってふくらはぎを太く見せてしまいます。運動をして筋肉を鍛えることはいいことなのですが、すっきりしたふくらはぎにするには、運動を控えめにするか、筋肉をほぐして柔らかくする必要があります。
ふくらはぎが太くなっている原因別に、対策を立てて脚痩せをすることが必要となります。
ふくらはぎ痩せに活用できるグッズ
ふくらはぎを細くしたいけれど、なかなか毎日運動するのが難しい、そういった場合には脚痩せグッズを活用するのがおすすめです。むくみを解消し、血行が良くなればすぐに効果が現れますので、次にご紹介するグッズを取り入れてみましょう。
1．青竹踏み
青竹踏みは足の裏のツボを刺激して、血行を改善する効果があります。血の巡りが良くなるので、むくみや冷えが解消され、ふくらはぎが正常に活動できるようになります。
2．めん棒
麺を伸ばすときに使うめん棒を使って、硬くなった足をほぐしましょう。両手で持って、ふくらはぎの裏側を下から上に転がしてマッサージする方法と、片足を乗せて、足の裏で転がしてマッサージする方法があります。どちらも血行を改善し、硬くなった筋肉をほぐす効果があります。
3．着圧ソックス
立ち仕事が多くてすぐに足がむくんでしまうという人におすすめなのが、着圧ソックスです。編み方の技術で、自分でマッサージしなくてもしっかり足に刺激を与えてくれるので、はいている内にふくらはぎが細くなるという、嬉しい効果があります。
日中歩き回る仕事の人、また座りっぱなしで足が冷えてしまう、という人には歌手の倖田來未さんが開発したBIKYAQUEENがおすすめです。着圧ソックスは高いイメージがありますが、まずはお試しの1足から購入が可能です。
ただし着圧ソックスは寝るときにはくと、ふくらはぎ痩せどころか逆に血行が悪くなることもあるので、注意が必要です。夜寝ている間にふくらはぎ痩せをしたいと考えているなら、Sulali Slim
が良いでしょう。その日の疲れを寝ている間に取ることができ、ふくらはぎ痩せにもぴったりです。
安価な着圧ソックスもありますが、はいている間にゆるくなって着圧の効果がすぐになくなるといった商品もある中、この2つはしっかりとした作りなので安心してはき続けられます。
4．フットマッサージャー
しっかりマッサージをしたいけれど、自分でするのは面倒、そんな人におすすめなのがフットマッサージャーです。初期投資はかかりますが、足だけを集中的にマッサージできるので、すぐ足がむくんでパンパンになる人や、筋肉が硬くてマッサージが大変という人にもおすすめです。
5．マッサージクリーム
マッサージをするときには、手で足を刺激するため、何も塗らずにマッサージをすると肌を傷めてしまいます。マッサージクリームを上手に選んで使えば、脂肪が硬くなったセルライトをきれいに落とすことも可能です。乾燥してカサカサになりやすい膝のケアも合わせてできます。
グッズを使う以外にできること
グッズを活用すれば、マッサージやストレッチをしなくても、毎日続けることが可能ですが、合わせて毎日の生活からも、ふくらはぎ痩せにつながるよう改善していくことが大切です。
食事を改善する
足のむくみを改善するためには、塩分の摂取量を減らし、余分な水分を排出してくれるカリウムを摂取するように心掛けることが大切です。
カリウムを多く含む食べ物
・ほうれん草
・さといも
・アボガド
・エリンギ
・納豆
・バナナ
また水分の摂り過ぎに注意し、塩分を摂取しすぎないよう注意することも大切です。
冷えを解消する
冷えを解消するためには、下半身はしっかり防寒をし、上半身は着込みすぎないこと、また首、手首、足首の3つの首を冷やさないようにすることに加え、しっかり入浴して体を温めることが大切です。ストレス解消にもなりますので、お風呂でマッサージを毎日するようにしましょう。
ふくらはぎは痩せやすい一方で、脂肪が付くと硬くなって落とすのに時間がかかる場所です。すぐに使えるグッズを活用し、柔らかくハリのあるふくらはぎを目指しましょう。
