下半身痩せにも効く「股関節ストレッチ」の6つの効果とやり方

脚痩せは女性にとって永遠の課題といえます。上半身は痩せていても脚だけが痩せない、お尻から太ももにかけての脂肪が中々落ちない、そんな方はぜひ股関節ストレッチを取り入れてみて下さい。

今日は股関節ストレッチのやり方や効果について詳しくご紹介いたします。

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股関節が固いとどうなるの?

股関節が固くなると、脚の太さ以外にもさまざまな影響を及ぼします。

むくみ・冷え性を引き起こす

脚太りの原因ともなるむくみは、股関節の柔軟性が大きく関係しています。股関節が固いと老廃物が流れにくくなり、むくみを引き起こすだけでなく、冷え性の原因にもなります。

体全体の歪みにつながる

ゆがみは太く見せてしまう原因のひとつです。股関節が固まってしまうことにより周辺の筋肉が柔軟性を失い、骨盤がゆがんだ状態で固定されてしまう恐れがあります。また、ゆがみは姿勢とも関係しているため、猫背のせいで背中から腰回り、お腹周りの脂肪が目立つようになることも。

体力が低下しケガのもととなる

年齢とともに体の筋力は低下していきます。股関節が柔軟でなくなることにより、脚が思ったように動かなくなったり、何もないところで躓きやすくなったりと、ケガのもととなることも考えられるのです。

下半身痩せにも効く「股関節ストレッチ」の6つの効果とやり方

股関節ストレッチの効果

では、股関節ストレッチを行うことによる効果にはどのようなものがあるのでしょうか。6つご紹介していきます。

1.コリや痛みの解消

肩こりや頭痛に悩まされている女性は多いですよね。股関節ストレッチの効果は腰痛が主だと思われている方も多いのですが、体の中の大きな筋肉をほぐすことにより、遠くに位置する肩にまで嬉しい効果を発揮してくれるのです。

これは、血液循環がよくなることにより得られる効果で、冷えなどの改善効果も期待できます。

2.ダイエット効果

柔軟性のあるしなやかな筋肉をつけることは、ダイエットにおいても大切なことです。股関節周りの筋肉をほぐし、柔軟性を養うことで、ダイエット効果を得ることができます。

ストレッチを行ううえで体幹も鍛えられるため、大きな筋肉を作るというよりは、しなやかで体の内側から支える筋肉に刺激を与え、全体を引き締める効果があります。

3.若返り効果

老廃物の流れが良くなることで、年齢に左右されない疲れにくく美しい体と肌を作り出すことができます。年齢とともに体も肌も老化しがちですが、血行改善による効果は若返りも生み出すといえます。

下半身痩せにも効く「股関節ストレッチ」の6つの効果とやり方

4.リンパの流れがよくなる

リンパは老廃物が流れ出る通り道です。座りっぱなしの状態で仕事をしている方は特にですが、股関節は締め付けられ、通り道をふさいでいる状態に。

ストレッチを行えばその流れをスムーズにすることができるため、冷えやむくみにも効果的です。

5.自律神経バランスが整う

自律神経のバランスがくずれてしまうと、ホルモンに影響を及ぼしたり、精神面でもつらい状態が続くことになります。不眠やイライラ、免疫の低下やストレスによる過食など、さまざまな不の原因に自律神経は関係しています。

リンパだけでなく、筋肉にも適度な刺激を与えることができるストレッチを行えば、不の悩みを改善できるでしょう。

6.姿勢がよくなる

姿勢ひとつで人の印象は異なります。たとえスタイルが良く、細身の体型でも、姿勢が悪ければ魅力的には映りません

よね。

歩く時の脚の歩幅や、まっすぐに立つ、座るといった動作も股関節の柔軟性がかかわってきます。全身バランスが整うことで、身長の高さや脚の長さに関係なく、抜群のスタイルに見せることができるのです。

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股関節ストレッチのやり方

それではさっそく股関節ストレッチのやり方についてご紹介していきましょう。

初心者編

まずは寝ながらでもできる初心者編ストレッチから解説していきます。

1.仰向けに寝転がり、両膝をくっつけて立てます。
2.手は腰付近に楽に伸ばしておいてください。
3.そのまま足を地面から離し、膝はくっつけたまま両サイド交互の床につけていきます。10回程度行いましょう。
4.次は、片足を天井方向へ伸ばして膝を曲げてください。もう一方の足は地面につけ、伸ばしておきます。
5.上にあげた方の足を、膝を曲げた状態のまま円を描くよう回します。外と内回り両方行い、もう一方の足も同様に左右それぞれ5回ずつ行います。

次のストレッチにうつりましょう。

1.上体を起こし、両足裏をくっつけてあぐらのような体制をとります。
2.両足が離れないよう手で支え、股関節の方へ引き寄せるようにしてください。
3.そのまままずは上体を前に倒し、いけるところまで伸ばしていきます。これを15秒キープしてください。
4.上体を元の位置に戻し、両足裏は離さないまま、膝を上下に揺らすように脚を動かしましょう。20回程度続けてください。

これで初心者編は完了となります、どちらのストレッチも1日に3セットを目安に続けてくださいね。

中級者編

1.両足を開き、上体は背筋を伸ばして起こします。
2.かかとを上にぐっと上げ、左右に倒れないよう真っすぐ立たせておきます。
3.その状態から、足の位置は変えずに、開きが大きくなるようお尻を前に少しずつ移動させましょう。
4.限界まで足を開き切ったら、上体を前に倒していきます。この時も必ずかかとが左右に動かないようにしてください。
5.伸ばしきったら15秒キープしましょう。

初めは足の開き具合も狭く、苦しいと感じるかもしれませんが、続けることで上半身が床にぴったりとくっつくようになります。

続いてのストレッチです。

1.先ほどと同様の体制をとり、片足の膝を体の後方に曲げます。もう一方の足はそのまま開脚しておいてください。
2.その状態から上半身を前に倒しましょう。両腕は足と同じくらいの幅に広げ、床につけ伸ばします
3.反対の足も同様に行ってください。15秒程度呼吸をしながらキープします。

上級者編

1.相撲のしこを踏むような体制をとってください。
2.両肘を両膝の上に置き、かかとは外側へ。背筋が曲がらないよう注意します。
3.限界まで開脚したら、その体制のまま30秒キープ。

次は、四つん這いからのスタートです。

1.四つん這いの姿勢から、両足膝を伸ばします。
2.片方の足を両手の間に入れ、股関節をぐーっと伸ばしてください。
3.そのまま両手を地面から離し、股関節だけでバランスをとります。
4.両手は腰に当て、そのまま10秒キープ。
5.両手を天井方向に、ぐっと伸ばします。親指と親指を掛け合わせ、上体を後ろへそらせるところまでそらしましょう。そして10秒キープです。
6.反対側の足も同様に行い、3セット繰り返します。

他にも股関節を伸ばすストレッチはたくさんありますので、ぜひ毎日少しずつ取り入れてみてくださいね。