シワは年齢を感じさせしまうので、どうしても気にする女性が多いものです。お顔にも様々なシワがありますが、今回はおでこにできるシワについて見ていきましょう。

ヘアスタイルによってはおでこがしっかりと出ていたり、そうでなくとも面積が広いことから目立ちやすいシワの1つです。また目の近くであることからも、話している相手の視線が届きやすい場所ですね。

おでこのシワは疲れた印象を与えたり、見た目年齢をアップさせることからできることなら避けたいものです。そこで、おでこのシワの原因と改善法について詳しくご紹介したいと思います。

おでこのシワの種類

おでこのシワには、3種類あります。まずはそれぞれのシワと特徴を見ていきましょう。

1.横ジワ

横方向に走っているのが横ジワです。おでこにできるシワのうちほとんどがこのシワにあたるといっても過言ではありません。

一度くっきりとシワがはいってしまうと、なかなか消えづらいシワでもあります。前頭筋と呼ばれる筋肉の低下や乾燥、真皮層のコラーゲン不足、紫外線によるダメージなどさまざまな原因で作り上げられるのです。

2.縦ジワ

眉間からおでこへの縦ラインにできるのが縦ジワです。

表情を作り出す筋肉の一つである「皺眉筋(しゅうびきん)」が良く動くことで刻まれるシワだとされています。しかめっ面や考え込むときの眉間を寄せるといった表情がそれに当たります。

一度シワが癖づくと形状記憶されがちですので、長期的なケアが必要となります。

関連記事:バリバリの眉間のシワをなくす方法

3.ちりめんジワ

続いては横ジワや縦ジワほどくっきりではありませんが、細かくおでこに入るちりめんジワです。小じわという呼び方もしますね。

おでこはTゾーンがあるなどテカリがちな部位ではありますが、その反面乾燥する部位でもあります。最初は細かなシワであっても、あまり気にせず放置してしまうことで、深く刻まれたシワへと変化しますので早目の対策が必要でしょう。

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おでこにシワができる原因

おでこのシワにも種類があることが分かったところで、できてしまう原因を詳しく見ていきましょう。

1.紫外線ダメージ

紫外線によるお肌の乾燥や細胞の老化がおでこのシワの原因となります。

外気はもちろん日差しを浴びやすいため、他の部位よりもシワができやすいという特徴も知っておきたいものです。つまり外部ダメージからの負担が大きいためシワをはじめとした老化が顕著に出やすいのです。

ご存知の方も多いかと思いますが、紫外線ダメージは決して表面だけにとどまりません。真皮層にまで入り込みコラーゲンやエラスチンと言ったハリや弾力を作り出す成分を破壊します。それによって内側から傷ついた肌のダメージはシワとなって表れるというわけです。

2.表情のクセ

何気なくしてしまう表情のクセってありませんか?良くあるのが、困った時や不快なときに自然と眉間を寄せてしまうことです。また視力が悪い方だと遠くのものを見るときに目を細めがちです。コンタクトを入れる、アイメイクをするといった時も目を見開く動作、これもおでこにシワを寄せる表情の一つなのです。

このように同じ表情を何度も繰り返すことで、少しずつですがシワが形状記憶され、やがて深く刻まれてしまうのです。

3.加齢によるもの

加齢というと嫌な響きですが、これもまたおでこのシワを作る原因です。具体的にいうと、お肌の水分量が減少することと、ハリや弾力を保つ以下の成分が減少することが引き金となります。

・コラーゲン
・エラスチン
・ヒアルロン酸

加齢というと仕方ないと思いがちですが、そんなことはありません。アンチエイジングケアをすることでおでこのシワも解消できますので心配は無用ですよ。

4.乾燥によるもの

お肌の乾燥、特にインナードライと呼ばれる深部の乾燥がおでこのシワの原因になりがちです。これはおでこは皮脂の分泌が多いことが関係しています。テカリを嫌う女性は、脂取り紙などで必要な皮脂までオフしたり、洗顔で取り去ろうとしてしまいます。それが原因で皮脂の分泌がさらに進行し、皮膚の内側が乾燥してしまうという逆転現象が起こるのです。

またお肌が乾燥していると、紫外線ダメージも受けやすくなるため、乾燥はおでこのシワに対して天敵ともいえます。保湿はもちろん、必要な皮脂まで取り去らないこと、紫外線を避けることもシワ対策には大切なのです。

5.表情筋の低下

笑顔をはじめとした様々な表情を作り出すために私たちの顔には30種類を超える筋肉が存在します。この表情筋があまり使われず低下することも、おでこのシワを作り出します。

ご近所づきあいやママ友との付き合いで作り笑いをしたり、我慢をして無表情でいるなどしている女性は表情筋の働きが低下しやすい傾向にあります。以下におでこのシワと関係が深い表情筋をご紹介しますので名前だけでも知っておいてくださいね。

・前頭筋
・皺眉筋
・眼輪筋

スマホの画面ばかり見て目を動かさないことも、最後にご紹介した眼輪筋の低下に影響するので注意が必要ですね。

関連記事:カチコチな表情筋をほぐして若返る、おすすめストレッチ

おでこにシワができやすい人の特徴

最後におでこにシワができやすい人の特徴をご紹介しますので、あなたは大丈夫かチェックしてみて下さいね。

  • おでこが狭い方
  • 仕事で細かい作業などに集中することが多い方
  • ストレスを抱えている方
  • 目が悪い方
  • 目を見開く癖をお持ちの方
  • 髪の毛を上方向などにキツく結ぶことが多い方
  • おでこがしっかりと出るヘアスタイルをしている方
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スキンケアで改善する方法

おでこのシワは比較的に誰でもできやすいということになりますね。ではここからはスキンケアを工夫することでおでこのシワを改善する方法をチェックしていきましょう。

1.洗顔は優しく

洗顔を変えることで何か変わるの?と思うかもしれませんが、スキンケアの基本でもある洗顔はお肌にとっても大切なのですよ。

ポイントは「やさしく」です。具体的な例を以下にご紹介しますね。ちょっとしたことですが是非実践してください。

  • 洗顔時、ゴシゴシこするように洗わずに、泡を作り優しく洗いましょう
  • 刺激が強い成分を含む洗顔料の使用は避けましょう
  • 過剰に洗顔すると、乾燥を引き起こすので、基本的に朝晩のみにしてください
  • 洗顔フォームなどの洗い流しは丁寧に行い、生え際に泡などが残らないようにしましょう

2.保湿は隅々まで

乾燥がおでこのシワを作り出すということはご説明した通りです。そうなると保湿をしっかりすることが欠かせませんよね。いつもたっぷり化粧水をつけていると思われるかもしれませんが、ちょっとした工夫が必要なのです。

おでこは広い部位なので、たっぷり使用していたとしても行き届かない部位がどうしてもでてきます。そこで中心部だけではなく、こめかみや生え際といった部位にも同じように保湿をしてあげましょう。

意外と手抜きになりやすい部位だということを覚えておいてくださいね。

また使用する化粧水自体も保湿成分が入っているものを選んでください。特に意識しておきたいのがセラミドです。お肌のバリア機能の正常化にも働きかけてくれるため、紫外線ダメージを補修するのにも力を発揮してくれるでしょう。

保湿した後は油分を含む乳液で、水分の蒸発を防ぐこともお忘れなく!

関連記事:カサカサ肌をつやつやにする保湿ケアのポイント

3.紫外線ケアは怠りなく

紫外線による肌ダメージの大きさ、そしてそれがおでこのシワを誘発するということは前述した通りです。

そこでできるだけ紫外線を避けることが欠かせません。以下の方法などで、紫外線からお肌を守りシワを失くしていきましょう。

  • 日焼け止めをしっかりと塗り、汗をかいたら塗りなおしましょう
  • ツバの広い、また大きい帽子で紫外線を予防しましょう
  • 日傘を使用するなどして紫外線を避けましょう

それでも紫外線を完全に避けることは難しいものですね。そこで、アフターケアとしてビタミンをサプリメントなどで補うことをおすすめします。なかでも、A・C・Eを取るのが有効ですよ。

関連記事:紫外線対策まとめ

4.頭皮ケアもしっかりと

頭皮はおでこのシワに関係ないと思うかもしれません。しかしお顔の皮膚も頭皮の皮膚も繋がっていますよね。

そのため頭皮がダメージを受けたり、硬くなるなどするとお肌にも影響するのです。特に頭部に近いおでこは影響を受けやすい部位ですので、以下のケアをしておきましょう。

  • 外出時は髪にもスプレーなどの紫外線ケアをしましょう
  • 頭皮マッサージを行い、頭皮を柔軟に保ちましょう

おすすめのスキンケアコスメ

おでこのシワを改善するにはスキンケアの改善が欠かせないという事はご理解いただけたでしょうか。ではここからは、おすすめのスキンケアコスメをご紹介しましょう。

選ぶポイントは2つです。

1.保湿力の高い美容成分を含有

おでこのシワには乾燥が大敵でしたよね。そこで、美容液などを選ぶ際も、保湿力が高いものが含有しているアイテムを選んでくださいね。以下に成分をご紹介しますので、購入時に参考にしてください、

  • ヒト型セラミド
  • アミノ酸(NMF=(天然保湿因子))
  • コラーゲン
  • ヒアルロン酸

2.コラーゲンを強化する成分を含有

保湿のところでもコラーゲンを含有するものがおすすめとご紹介しましたが、それだけでは不十分です。コラーゲンの働きを強化する成分が高配合されていることで、よりコラーゲンの働きを促進することができるからです。こちらもおすすめの成分をご紹介しますね。

  • ビタミンC
  • コウキエキス
  • レチノール
  • ビルベリー葉エキス

ちなみにビタミンCはビタミンC誘導体配合のものを選ぶことで、浸透力を高め長時間の効果が期待できますよ。

口コミをチェックしたり、雑誌などで紹介されているなど、いろんな美容クリームがありますが、なかなかどれが自分に合うのかが分からないものですね。

そんな時は上記でご紹介した成分の含有をチェックすることに加えて、ビーグレンなどのコスメを使用するのもおすすめです。シワに特化しており満足度調査でも支持を受けているという意味でも試す価値はありそうですね。

まとめ

女性を悩ますシワの中でもおでこのシワに着目してお届けしました。まずはスキンケアを見直し、その上でシワを改善させる美容成分をしっかり含む美容液などを併用することで、シワのないピンとはったおでこを目指しましょう。