1回わずか30秒のエクササイズで、何故ウエストが細くなるのでしょうか。
ダイエットを始める多くの人の理由に「ウエストを細くしたい」というお気持ちがあるかと思います。お腹周りというのは最もお肉がつきやすい場所であり、ズンドウ体型ではせっかくがんばっておしゃれをしても、イマイチ格好がつきませんよね。
今回は、ウエストが太くなってしまう原因と、辛い運動やきびしい食事制限を行わなくても、お腹周りをキュっと細くする方法についてご紹介いたします。
ウエストが太くなる原因
ウエストを引き締めることができる簡単な方法やエクササイズはありますが、「簡単」といっても多少の努力と継続が必要です。少し頑張ってエクササイズをすれば効果が得られるとしても、その状態を維持することが難しいとまたすぐにウエストが太くなってしまいます。
ウエストが太くなるのはどうしてなのか、その原因はいくつかありますので、一つずつ詳しくご紹介いたします。
1.過剰なカロリー摂取
これが一番多いのではないでしょうか。過剰なカロリー摂取の上にたいして運動もしていない。これではどんどんお腹周りにもしっかりと脂肪がついていくのは当然です。
女性の場合は特に、もともと男性よりも筋肉が細くて鍛えるのも大変なのです。筋肉がつきにくいので脂肪の分解もされにくく、皮下脂肪が蓄積しやすいのです。
2.内臓が下がっている
「胃下垂」というのをご存知でしょうか。みぞおちのところが胃の正しい位置です。食後にここが膨れているとOKなのですが、胃が下がることで膨れる部分も下がっていき、お腹周りが太くなっていきます。
内臓が下がる「内臓下垂」から胃下垂になる方もいます。これは背筋の衰えが原因となっています。日ごろから猫背が癖になっている方でウエストが太いとお悩みなら、これが原因である可能性も高いです。
3.便秘がつづいている
これはみなさんもうよくご存知のはずです。腸内環境が乱れたり運動不足、腹筋の衰えから便秘となっている方は、便やガスが腸にたまり膨張していきます。その影響をお腹周りが受けるのでウエストも太くなります。
4.冷え
女性は冷え性の方が非常に多いです。体が冷えると冷えから体を守るために脂肪を蓄積しやすくなります。下腹部などには子宮や卵巣といって非常に重要な臓器があるため、それを守ろうとどうしても下半身がポッチャリしやすくなってしまうのです。
5.女性ホルモンの影響
女性は毎月生理がありますが、それも年齢を重ねていく中で終わりを迎えます。閉経すると女性ホルモンの一つであるエストロゲンが急激に減少していきます。このホルモンは脂肪がたまるのを防いだり食欲を抑えたりしてくれるものです
エストロゲンが減るということは、そういった働きもどんどん低下していくということになり、食欲を抑えるのも難しくなるだけでなく、脂肪もたまりやすくなっていくのです。
6.産後太り
これは女性特有のものです。妊娠前の体に戻るまでにはかなり時間がかかります。産後も代謝は落ちており、さらに出産で骨盤も開いていることもあり一段と代謝も落ちています。
産後は激しい運動もできないうえに、母乳の為にしっかりと食事もとらないといけない。そういった生活の中でダイエットすることも難しくいつしか妊娠前よりもウエストサイズが大きくなってしまったということは珍しくありません。
7.内臓脂肪のつきすぎ
メタボ体型は、お腹がボコッと出てていて中年男性に多いのですが、男性の場合は皮下脂肪よりも内臓脂肪がつきやすい傾向にあるんですね。この内臓脂肪が原因でウエストサイズもアップしてしまいます。
内臓脂肪はかなり蓄積しないと見た目には判断できないのですが、女性の場合は皮下脂肪の方がつきやすい傾向にあります。内臓脂肪よりも見た目にでやすく、スタイルが悪く見える原因にもなります。お腹のお肉を掴んでみて、厚く挟めるようになったら要注意です。
ただ女性の中にも内臓脂肪がウエストを太くさせる原因となっている方もいます。ついている脂肪がどちらなのかということも、自分でわかっておくことが大切です。
皮下脂肪を落とそう
女性につきやすい皮下脂肪は、女性らしい体型を維持するためには役に立つこともあります。特にバストは乳腺と脂肪で構成されているので、皮下脂肪をそぎ落とし過ぎるのは女性の魅力をダウンさせてしまいます。
皮下脂肪は内臓脂肪を落とすための食事管理や全身運動を行うよりも、落としたい部分をピンポイントで引き締めることができます。
ウエストだけをきゅっと引締めて、ヒップやバストには適度な皮下脂肪があり、丸みを残しているのが、男性にも女性にも共通する魅惑的なボディとなります。
ウエスト が 細くなる 方法
なかなか結果が出ないとお悩みの方におすすめの方法をいくつかご紹介いたします。
1週間で細くする方法
- イスに浅く腰掛け、足を浮かせながら広げます。
- 両手も左右に広げます。
- 上を向いて、息をしっかりはきながら、「パンツー」と大きく言います。これを1日3回・30秒ずつしてください。
とても短い時間で行える方法です。呼吸を大きくすることがポイントです。大きく声を出すのがちょっと恥ずかしいので、人に見られるところではできませんが、一人の時なら平気ですよね。
できるだけハキハキとしっかり「パンツー!」と発声する方が効果的です。
このエクササイズを体験した方によると、1週間で2cm~3cmも痩せているとのことです。2週間で最大5cm痩せた方もいますので、効果テキメンですよね!
ウエストひねり
- うつ伏せになって両手を胸の横につきます。
- 両手で床を押し上半身を起こしてください。
- 横へ状態をねじって5カウント。
反対側も同様にして行ってください。この一連の動作を5回繰り返すだけでOKです。テレビを見ながらでもできて効果抜群なのでおすすめです。
全身伸ばし
- まっすぐに立って両手を上に伸ばし合わせます。
- 上体を左右どちらからでもいいので真横に倒します。
- ゆっくりと元の位置に戻ったらたけのこが上に伸びていくような感じでにょきにょきと体を上に伸ばします。
- 反対側に倒して同様にして行います。
たけのこが伸びていくようにしっかりと思い切り体を上に上に伸ばしてください。
90秒でウエストエクササイズ
- 床に横向きに寝ます。
- 下になる方の手はまっすぐ上にのばし、上になる方の手は軽く体の前におきます。
- ゆっくりと足をそろえてあげていき、ゆっくりと下ろします。
- 左右各3回ずつ程度行ってください。息をしっかり吸って吐きながら足を上げていきましょう。
これらは全て短時間で行えるものになっています。ただ必ず誰でも同じペースでウエストが細くなるわけではありません。効果には個人差があることを忘れないでください。
比較的簡単にできるものをピックアップしてご紹介しています。ツラくてキツい腹筋運動をするよりも続けられるエクササイズなのでおすすめです。ぜひお試しになってみてください。
エクササイズ以外に実践すべきこと
マッサージ
ウエストの皮下脂肪を落としてたるんだお肉を撃退する効果のある方法には、マッサージも忘れてはいけません。
皮下脂肪が固まって大きくなると燃焼しにくくなり、分解するのにも倍以上の時間がかかってしまいます。皮下脂肪が分厚くならないように毎日のマッサージが効果的でおすすめです。
皮下脂肪を温めた状態でマッサージをする方が流れやすくなるため、お風呂の中やお風呂上りに行うようにしましょう。
- グーに握った手の関節を使い円を描くようにぐるぐる右回り、左回りにマッサージします。
- 脇腹の脂肪を集めるように下腹から上に引き上げるように動かします。
以上の一連の流れでマッサージをするとお腹の血流も改善されて皮下脂肪が流れやすくなります。セルライト撃退用のマッサージグッズを使うとさらに簡単にマッサージできます。バスタブの中で温まりながらマッサージすると、代謝量もアップします。
お風呂上りに行うなら、できればスリミングジェルなどを使用して行うと効果をアップさせることもできます。
お腹のマッサージを行う際は、食後や空腹時はさけてください。きぶんが悪くなったり嘔吐してしまう可能性があるので注意しましょう。
食生活を見直す
無理な食事制限をする必要はありません。逆にそういったことはリバウンドしやすい体にしてしまうので避けてください。
1日3食は必ず摂ることが大切です。食事の時間もある程度決め、高たんぱく低カロリーな食事を心がけてください。炭水化物は脂肪がたまりやすくなります。だからといって摂らないのはよくないので、ある程度量を考えて摂るようにしてください。
わかりやすくいうと、ごはんならお茶碗2杯。これが一日の目安量になります。また、揚げ物はできるだけ控えることをおすすめします。
歪みを治す
産後や日頃の姿勢の悪さから骨盤に歪みが生じている場合があります。そのままだとウエストを細くする努力をしてもそのせいで結果がでずに苦しむことになります。この機会に整骨院などでしっかりと歪みを治してしまいましょう。
自宅で行うには、骨盤のゆがみを整えて、痩せやすい身体になる方法の記事を参考にしてください。
まとめ
たった30秒のエクササイズを行うだけで、1週間後にウエストサイズがダウンするなんて驚きですよね。
脂肪を燃焼させてウエストを細くするには時間も必要ですが、内臓を正しい位置に戻すだけでも数センチ単位は細くすることもできます。
今回のエクササイズの中にはインナーマッスルを鍛えることができるものもあるので、結果的には皮下脂肪がつきにくくなります。細くするだけじゃなく、この運動をするだけでお腹全体の脂肪がつくのを予防することもできます。
ウエストが細くなれば、今まで以上のおしゃれを楽しむこともできるようになります。今までは体のラインが出ないものばかり選んでいた方、本当はピッタリとした服を着てみたいという思いもあるのではないですか?
ウエストが細くなってくびれができるだけで、ぐんとおしゃれの幅が広がります。今までと違った自分を演出することも可能になりますね。
自宅の中のちょっとしたスペースで行える簡単な方法ばかりをご紹介しているので、ぜひお試しくださいね!